埼玉県の注文住宅費用の平均はいくら?さいたま市・川口・川越など人気エリア別の相場も解説

「埼玉で家を建てたいけど、2026年の今って実際いくらかかるの?」

子どもが生まれて、今の賃貸が手狭になってきた。さいたま市や川口、川越あたりで土地を探しているけど、予算感がまったく読めなくて不安…。

展示場に行けば「夢のマイホーム」トークになるし、ネットの情報はバラバラで、「リアルな数字」がどこにも載っていないと感じている方、多いんじゃないでしょうか。

そんなモヤモヤを一気に解消するために、この記事を書きました。

住宅金融支援機構の2026年時点で最新の「フラット35利用者調査 2024年度」——これは国の公的機関が毎年まとめている、実際にローンを組んで家を建てた人たちのリアルデータです。

埼玉県分だけで424件、実際に家を建てた方の費用・年収・家族構成がそのまま数字になっています。

2024年度の調査データは、2024年4月〜2025年3月に融資実行されたケースを集計したもの。

つまり2025年にかけての最新の市況を反映した、今使える情報です。

ハウスメーカーの広告や「理想の家」の価格ではなく、埼玉で実際に家を建てた424人のリアルな記録を、子育て主婦の目線でわかりやすく読み解いていきます。

  • 埼玉県の注文住宅(土地付き)の平均総費用・建設費・土地代【最新2024年度】
  • 全国平均・首都圏・東京・神奈川との費用比較
  • さいたま市・川口・川越・所沢・越谷など人気エリア別の土地相場感
  • 埼玉県の年収倍率と返済負担率の実態
  • 実際に家を建てた人のプロフィール(年齢・年収・家族構成)
  • 子育て世代が知っておきたい費用を抑える視点

住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2024年度」(土地付き注文住宅)より。

埼玉県のサンプル数は424件。2024年4月〜2025年3月の融資実行分に基づく平均値です。

 

 

埼玉県の注文住宅にかかる費用の平均【最新調査】

まずは、埼玉県で実際に家を建てた人たちのデータを一覧でご覧ください。

総費用(建設費+土地代) 5,368万円
 うち建設費 3,654万円
 うち土地取得費 1,714万円
世帯年収(平均) 733万円
年収倍率 7.3倍
住宅面積(平均) 110.9㎡(約33.5坪)
敷地面積(平均) 223.7㎡(約67.7坪)
総返済負担率 27.5%
データのもとになった件数 424件

総費用5,368万円!「思ったより高い…」と感じた方、正直に言います、わたしも最初見たときそう思いました。
でも落ち着いて見てみると、建設費3,654万円は全国平均(3,512万円)とそんなに変わらないんです。
費用を押し上げているのは、やっぱり土地代の1,714万円
ここが埼玉の家づくりの最大のポイントです。

「5,368万円」をどう読む?


この5,368万円は「埼玉県全体の平均」です。
さいたま市・川口などの都市部は土地代が高いため平均より上になりやすく、熊谷・深谷・秩父などの郊外エリアでは平均を大きく下回ることもあります。
「埼玉で家を建てるなら5,368万円必要」ではなく、「エリア次第で大きく変わる」という前提で読み進めてください。

 

 

全国・首都圏・東京・神奈川と比べると?埼玉のコスパを検証

「総費用5,368万円が高いか安いか」は、比較して初めてわかります。

エリア 総費用 建設費 土地代 世帯年収 年収倍率
埼玉県 5,368万円 3,654万円 1,714万円 733万円 7.3倍
全国平均 5,007万円 3,512万円 1,495万円 729万円 6.9倍
首都圏平均 5,791万円 3,506万円 2,285万円 800万円 7.2倍
東京都 7,308万円 3,469万円 3,838万円 967万円 7.6倍
神奈川県 5,913万円 3,361万円 2,552万円 833万円 7.1倍
千葉県 4,994万円 3,511万円 1,484万円 717万円 7.0倍

こうして並べると見えてきますよね。
埼玉の総費用5,368万円は全国平均より361万円高いけど、首都圏平均より423万円安い
東京(7,308万円)とは1,940万円もの差があります。
建設費はどのエリアもほぼ同じ3,500万円前後なので、「埼玉 vs 東京」の差はほぼ土地代の差ということがよくわかります。

埼玉の土地代1,714万円を都内と比べると…


東京都の平均土地代は3,838万円。
埼玉はその約45%の金額で土地が手に入る計算です。
「都内に通えて、土地代は半分以下」——これが埼玉が子育て世代に人気の理由のひとつですよね。
同じ予算なら都内より広い土地・広い家が実現できる。
わたし自身も夫と話し合って「埼玉か千葉か」で悩んだことがあります。
千葉(土地代1,484万円)と比べると埼玉はやや高めですが、東京へのアクセスの良さを考えると埼玉の根強い人気も納得です。

 

さいたま市・川口・川越・所沢・越谷…人気エリア別の土地相場と特徴

「埼玉の平均1,714万円」といっても、エリアによって土地代は大きく異なります。

子育て世代に人気の主要エリアを、特徴とあわせて見ていきましょう。

さいたま市(浦和・大宮・与野・岩槻など)


埼玉県で住みたい街ランキング1位の人気エリア。
浦和区・大宮区・南区・緑区など区によって土地相場に差があります。
浦和区の住宅地平均地価は37万円台/㎡と県内でも高水準。
JR各線・新幹線も集まり東京へのアクセスは抜群ですが、その分土地代も高め。
教育環境や子育て支援が充実していることから、ファミリー層の人気は県内ダントツです。
浦和・大宮は「埼玉で一番いい環境を」という方向け。
岩槻・見沼などは同じさいたま市でも比較的リーズナブルで、広い土地を確保しやすいエリアです。

川口市・戸田市


東京・板橋区・赤羽のすぐ隣という立地で、埼玉県内でも特に都内へのアクセスが良いエリア
京浜東北線1本で品川・横浜方面までつながるのも魅力です。
その便利さゆえに地価は高めで、土地代は埼玉県平均より上になりやすいエリアです。
「できるだけ都心に近く、でも東京都内よりは安く」という方が集まる激戦区でもあります。
子育て支援の充実度も高く、共働きファミリーに特に人気があります。

川越市


「小江戸」として知られる歴史ある街並みと、西武線・東武線・JRと3路線が通る利便性が魅力。
地価は埼玉県内では比較的低く、広い土地を確保しやすいエリアです。
池袋まで約30分、新宿まで約40分とアクセスも悪くない。
「都心から少し距離を置いて、のびのびした環境で子育てしたい」という家庭に向いています。
再開発も進んでいるため、今後さらに人気が上がると見られています。

所沢市


利便性と土地相場のバランスが良好と評判のエリア。
西武線で池袋・新宿まで30分前後でアクセスできます。
駅前を少し離れると「トトロの森」こと狭山丘陵や所沢航空記念公園など、自然も充実。
「子どもに自然の中で育ってほしいけど、通勤も便利にしたい」というファミリーに刺さるエリアです。
土地代は川口・戸田より抑えられるため、広い敷地を確保したい家庭に人気があります。

越谷市・春日部市


埼玉県南東部に位置し、東武スカイツリーラインで浅草・押上・北千住方面へアクセス可能。
越谷市では「越谷サンシティ整備事業」として再開発が進行中で、日本最大級のイオンレイクタウンもあり生活利便性が高いエリアです。
土地代は比較的手ごろで、「コスパよく広い家を建てたい」という家庭にはとくにおすすめのエリア。
春日部市も含め、ファミリー層が多く子育て環境が整っています。

和光市


住みたい街ランキングで常に上位に入る実力派エリア。
東武東上線・東京メトロ有楽町線・副都心線が乗り入れ、渋谷・新宿・池袋・有楽町方面へ乗り換えなしでアクセス可能という恵まれた交通環境が人気の理由。
面積が小さい市のため開発余地は少ないですが、都内通勤者に根強い需要があります。

子育て中の私が個人的に気になるのは、「土地代と教育環境と通勤のバランス」です。
川口・戸田は便利だけど土地代が高い。
越谷・春日部はコスパがいいけど職場次第では通勤が大変。
所沢・川越は自然も豊かで魅力的だけど路線が限られる……。
結局「どれがベスト」という答えはなくて、「自分たちにとって何が一番大事か」を夫婦でしっかり話し合うことが一番大切だと実感しています。

 

 

埼玉県の年収倍率7.3倍は全国6位の高水準。毎月の返済は大丈夫?

費用の総額と同じくらい重要なのが、「家計への負担感」です。

年収倍率(埼玉県) 7.3倍
年収倍率(全国平均) 6.9倍
47都道府県での倍率順位 6位(高い方から)
総返済負担率(埼玉県) 27.5%
総返済負担率(全国平均) 26.8%

年収倍率7.3倍は、全国で6番目に高い水準。
「安全圏の目安は5〜7倍」と言われているので、埼玉の平均は少し背伸びしている感じはあります。
正直、これを見てちょっとドキッとしました。
でも返済負担率27.5%は「収入の約4分の1ちょっと」。
一般的に25〜30%以内であれば許容範囲とされているので、ギリギリ問題ない水準ではあります。

倍率7.3倍でも大丈夫?子育て家庭が確認すべきポイント


年収倍率はあくまで「今の平均値」。以下の点を必ずご自身の家計に当てはめて確認してください。

  • 育休・時短勤務中の収入減:共働きの場合、育休・時短復帰中は世帯年収が下がります。その時期でも返済を続けられるか確認を
  • 教育費のピーク:子どもが中学〜大学に進学する時期、習い事・塾代などが重なる時期の出費を試算しておく
  • 金利上昇リスク:変動金利を選ぶ場合、金利が上がったときの返済額増加も想定しておく
  • 頭金の効果:頭金を500万円用意できれば、借入額が減り月々の返済額と年収倍率が下がる

 

 

埼玉で家を建てた人はどんな人?平均年齢39.1歳・年収733万円の実態

「埼玉で家を建てた424人」のプロフィールを全国データと比べてみましょう。

項目 埼玉県 全国平均
平均年齢 39.1歳 41.6歳 2.5歳若い
平均家族数 3.3人 3.4人 ほぼ同じ
世帯年収(平均) 733万円 729万円 4万円高い
住宅面積 110.9㎡(約33.5坪) 111.1㎡ ほぼ同じ
敷地面積 223.7㎡(約67.7坪) 251.2㎡ 27.5㎡狭い

注目ポイントは平均年齢39.1歳!全国平均(41.6歳)より2.5歳も若い。
首都圏らしく、「子どもが生まれた30代前半〜後半のうちに決断する」ケースが多いんですね。
家族数や住宅面積は全国とほぼ同じ。
敷地面積は全国平均より少し狭めですが、それでも約68坪確保できているのは都市部にしては十分な広さです。
「ごく普通の共働き夫婦、30代後半、子ども1〜2人」——これが埼玉で家を建てる典型的な家庭像です。

「世帯年収733万円」って共働きでどんなイメージ?


たとえば夫が年収450万円・妻が年収280万円(時短復帰後)で合算約730万円、というケースがイメージに近いかもしれません。
「1,000万円ないと埼玉でも家は無理」は完全に誤解。
共働きで年収700万円台でも、きちんと計画を立てれば埼玉に家は建てられる——このデータがそれを証明しています。

 

 

建設費3,654万円・土地代1,714万円をもっと詳しく見てみよう

「5,368万円」という数字を、もう一段掘り下げて考えてみます。

建設費3,654万円はどう見る?坪単価に換算すると…


住宅面積110.9㎡(約33.5坪)に対して建設費3,654万円ということは、坪単価に換算すると約109万円

全国平均の建設費3,512万円と比べて約142万円高め。
これは首都圏の人件費・資材費が高いことが主な要因です。
同じ仕様・同じ広さの家を建てても、地方より建設費が高くなりやすいのが首都圏の現実。
ただし、ハウスメーカーか地域工務店かの選択、仕様グレードの選び方によって建設費は数百万円単位で変わります。
複数社から見積もりを取ることが大切です。

土地代1,714万円はどう見る?坪単価に換算すると…


敷地面積223.7㎡(約67.7坪)に対して土地代1,714万円ということは、坪単価に換算すると約25万円

東京都の土地代平均は3,838万円・坪単価約120万円と比べると埼玉は約5分の1。
神奈川(土地代2,552万円・坪単価約50万円)と比べてもかなりお得感があります。
ただしこれは埼玉県全体の平均。
さいたま市浦和区の坪単価は公示地価ベースで37万円台/㎡(約122万円/坪)と都心並みの水準になることもあります。
「埼玉なら安い」と思い込まず、エリアごとの相場をしっかり確認することが重要です。

「土地代を抑えて、その分建物にお金をかける」か「アクセスのいいエリアを選んで土地代をかける」か——これ、家づくりの中で一番悩むポイントだと思います。
子育て中のわたしが感じるのは、「子どもが小さいうちは学区・公園・保育園の近さが最優先」ということ。
子どもの通学を考えると、少し予算を上乗せしてもいいエリアを選ぶことが後悔しない家づくりにつながる気がしています。

 

 

埼玉県で注文住宅の費用を抑える4つの視点【子育て世代向け】

「5,368万円は少し厳しい…もう少し抑えたい」という方向けに、実際に使える視点を整理します。

視点①:沿線・エリアで土地代に大きな差が出る


埼玉は東西南北に広く、エリアによって土地代が大きく異なります。

南部(川口・戸田・さいたま市南部):都心へのアクセス抜群だが土地代は高め
中央(さいたま市北部・上尾・桶川):バランスがとれた中間的な相場感
東部(越谷・春日部・草加):東武線沿線でコスパよく広い土地が狙える
西部(川越・所沢・入間):自然も豊かで土地代は南部より抑えられる
北部(熊谷・深谷・鴻巣):都内通勤には時間がかかるが、土地代は大幅に安い

職場の場所と通勤時間を軸に、いくつかのエリアを絞り込んで比較検討するのが最初のステップです。

視点②:駅から徒歩10〜15分以内なら十分。徒歩圏にこだわりすぎない


「駅徒歩5分以内」にこだわると、同じエリアでも土地代が数百万円変わることがあります。
子育て世代の場合、毎日の通勤より子どもの通学圏・保育園・スーパーの近さのほうが日常生活の満足度に直結することも。
「駅近より生活近」という発想で土地を探すと、同じ予算でより広い土地や仕様を上げた建物を選べる場合があります。

視点③:複数のハウスメーカー・工務店から見積もりを取る


同じ仕様・同じ広さの家でも、大手ハウスメーカーとローコスト系・地域工務店では建設費が300〜500万円以上違うことがあります。
「有名メーカーだから安心」は必ずしも正解ではありません。
複数社に同じ条件で見積もりを取ることで、適正な建設費の相場感がわかるようになります。
一括資料請求サービスを使えば、1回の入力で複数社の資料が手に入り手間も省けます。

視点④:頭金と住宅ローン控除を上手に活用する


頭金を多く用意できれば借入額が減り、月々の返済額と総利息が下がります。
全国平均の頭金は約460万円。
住宅ローン控除(最大13年間・借入残高の0.7%を税額控除)も活用すれば、実質的な負担をさらに抑えられます。
ただし「頭金を全力で入れて手持ち資金ゼロ」は危険。
引越し費用・家具家電の購入・急な出費などに備えた生活防衛資金(最低3〜6ヶ月分の生活費)は手元に残すのが鉄則です。

 

 

まとめ:埼玉県の注文住宅は「エリア選びで費用が大きく変わる」

  • 埼玉県の注文住宅(土地付き)の平均総費用は5,368万円(2024年度・424件の実績値)
  • 建設費3,654万円は全国平均とほぼ同水準。差を生むのは土地代1,714万円
  • 東京都より1,940万円安く、首都圏平均より423万円安い——埼玉のコスパは本物
  • さいたま市・川口は便利だが土地代高め。越谷・春日部・川越はコスパよく広い土地が狙える
  • 年収倍率7.3倍は全国6位の高水準。返済負担率27.5%は許容範囲内だが、共働き前提の計画を
  • 家を建てた人の平均年齢は39.1歳。30代での購入が主流で、世帯年収733万円が典型

埼玉で家を建てることは「東京を諦めた妥協策」じゃないと、このデータを見てあらためて思います。
「都内へのアクセスを保ちながら、子どもが伸び伸び育てる広さと環境を、現実的な予算で手に入れる」——これはむしろ賢い選択ですよね。
さいたま市・川口から川越・所沢・越谷まで、埼玉の選択肢は広い。
このデータを入り口に、ご夫婦でエリア探しをスタートしてみてください。

埼玉県を含む47都道府県の比較データは、【2026年最新】都道府県別 注文住宅の建築費&土地代の平均まとめでご覧いただけます。
また、年収倍率のランキングや実際に家を建てた方の属性データについては、以下の記事もあわせてどうぞ。

【2026年最新】注文住宅の年収倍率ランキング|47都道府県を徹底比較
フラット35で注文住宅を建てた人はどんな人?年齢・年収・家族構成を全データ公開

独立行政法人 住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2024年度集計」(土地付き注文住宅)/ 調査対象期間:2024年4月〜2025年3月融資実行分 / 埼玉県424件・全国6,330件のサンプルに基づく平均値

エリア別の地価情報は国土交通省地価公示・各種調査データを参考にしています。
実際の土地価格は時期・場所・個別条件によって異なります。
※ 本記事の数値はすべて平均値です。
実際の費用は土地の立地・ハウスメーカー・工務店の選択・建物の仕様などにより大きく異なります。
資金計画は必ず専門家にご相談ください。

 

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