マンションよりも一戸建てを選択
子供も2歳になり、家の中でバタバタと走ったり、大声で泣いたりとなってくると、集合住宅では気を使わなければなりません。
そのため、そろそろ一戸建て住宅を購入しようかと検討をはじめました。
マンションも検討しましたが、子供の騒音やマンション生活でのお付き合いや組合などで気疲れすることを考えるとちょっと選びずらい。
また、マンションでは最近話題の民泊問題や修繕衝立金を納めない人がいて修繕できない問題など、結構心配事があります。
そうなるとやっぱり一戸建てだよねということで我が家は一戸建てを検討しました。
とはいえサラリーマンの稼ぎでは頑張っても建売住宅が限界だろうと思い、建売物件を探しました。
家は高い買い物です。できる限り自分たちの要望に合った物件を探したい、そんな思いから週末をフルに使って半年かけて50棟近い建売物件を内覧しました。
我が家の絶対に譲れない条件
- 都内に電車で30分以内で行ける駅。(通勤時間を1時間以内したいので譲れない!)
- 駅前は商店街、百貨店、病院などが充実している。
- 駅から家まで徒歩10分以内。(賃貸で貸したり、売却することがあっても価格が下がらない!)
- 土地は20坪以上。
- 家の近くには生活必需品が購入できる量販店やコンビニがある
- 保育所や学校が近くにある
- デザイナー住宅(モダンでおしゃれなつくり)
- 予算以内
結構、現実を直視していないわがままな条件で探してました。
でも高い買い物ですから、妥協せず、とことんわがままで納得して購入したいですよね。
でもね、建売でいくら見学しても条件に合う物件なんて見つからないんですよ。
不動産屋の営業マンも内覧に行く前から「厳しいですね」と言うしまつ。
内覧をすればするほど、建売物件の相場がわかってきます。
『こんな物件はもう出ないです。予算的には絶対買いですよ。』と営業マンのごり押しトークに負けそうになるしまつ。
そんな時、『こんな家住みたいよね』ってハウスメーカーの展示場に行って話を聞いたら、意外なことが分かりました。
・土地を持っていなくても、注文住宅が建てられることを知る(注文住宅業者が希望に合った土地まで探してくれる)。
・条件さえ合えば土地と合わせて建売住宅とそんなに変わらない価格で注文住宅が建てられる。
注文住宅って高いんでしょう?と思い概算で相場価格を確認したところ、
あれ!?、建売住宅とそんなに変わらない価格かも!
あれ、待てよ!これなら頑張れば注文住宅で家が買えるかも!
といことで、より詳細な金額を見積りしてもらうためにどんな家に住みたいかを間取りや設備を調べ始めました。
どんな家に住みたいか間取りをきめる
最近の住宅地は区画整備で一戸建ては30坪以上とか40坪以上とかが多くなってきています。
首都圏で快速が停車する駅から徒歩10分圏内で一戸建てを探そうとすると、建売でも当たり前のように4000万円とか5000万円とかします。
広い土地の家を買えるお金はないから20坪くらいで3階建てかな。
1階はバスルーム、洗濯場、客室(7畳)、2階はリビング・ダイニング(15畳)、3階は子供部屋(5畳)、寝室(7畳)。
ウォークインクローゼットも欲しいな。
洗濯物や布団を干し安い屋上が欲しいな。
生活感を出したくないので、収納家具は置かず、備え付けの隠し収納にしたいな。
食料品などのストックが置けるパントリーが欲しいな。
キッチンは、分別用のごみ箱が3つくらい入る備え付けの棚が欲しいな。
家の外壁はサイディングではなく、モダンにガルスパンがいいななど。
思いのまま理想形を書き出していきます。
こうすることで自分たちの家づくりがぶれなくなります。
実際にハウスメーカーや工務店を交えて話を進めていくと、こんなのがいいですよ、あんなのがいいですよと勧められて、結果的に予算をオーバーしてしまうケースをよく耳にします。
実際に私たち夫婦も、間取り図や建具カタログを見ていると、標準仕様よりもいいものを欲しくなって当初の予算よりも多くなりました。
自分たちの要望を書き出し優先順位をつけることで、高いからこれはやめる、これは絶対にやるなどの判断ができます。
また、見積りや価格交渉を進める時にも、他社と比較して客観的に判断ができますから、絶対に紙に書き出してまとめましょう。
資金計画・予算を決める
次に行ったのは資金の検討です。
頭金で用意できる金額はいくらまでか。
どこで住宅ローンを組むのが一番金利が安いのか。
金利が変わらない固定金利にするべきか。金利が安いので変動金利にするべきか。それともフラット35を利用するか。
ここが一番難しいところでした。また、自分の社会的信用を試される正念場でもありました。
仮に4,000万円の家を建てたいと思っても、銀行に借してもらえる金額には人それぞれ限界があります。
お金を銀行からいくら借りられるかは自分の社会的信用次第です。
金利も同様です。
医者や公務員など社会的信用の高い職種の方は金利が大変優遇されます。
同様に、大企業で働く社員も金利が優遇されます。
企業のメインバンクから借りる場合も一般的に金利が優遇されます(自分の会社の総務部に相談すると教えてもらえると思います)。
ネットで自分で調べるのもいいですが、ハウスメーカーには住宅ローンアドバイザーがいますので相談にのってもらえます。
そこで相談するのもいいでしょう。
業者への支払いは、手付金、中間金、引き渡し時に残金など複数回に分かれて行われます。
我が家の場合は土地も購入したので、さらに複雑。お金を借りるタイミングや業者への支払いのタイミングなどもありますので、住宅ローンアドバイザーがいる業者にお願いして、資金計画を立ててもらいましょう。
まずは、頭金をいくらぐらい用意するか、月々の返済はいくらまでなら可能か、ボーナス払いはするかしないかぐらいを決めて、
お願いする候補のハウスメーカーの住宅ローンアドバイザーに相談するのがいいと思います。
我が家の場合は、資金計画も相談できる一括見積りサイトを利用したため、一括見積りの段階で各社に住宅ローンの資金計画なども相談内容に記入し、それぞれの業者の回答をみて、お願いする業者判断の一つの材料にしました。
結果、依頼した業者の住宅ローンアドバイザーに頑張っていただいて、自分で調べたところよりも金利が優遇されたので、そちらを借りることにしました。
一括見積りで金額比較
我が家は、はじめ展示場にいったハウスメーカーで話を進めておりましたが、タマホームやアキュラホームなど
比較的低価格で注文住宅を購入できるローコストハウスメーカーがあることを知り、また、ハウスメーカーや工務店などから
一括見積りができるサイトがたくさんあることを知りました。
入力フォームに条件を入力するだけで複数のハウスメーカーから見積りが取れる。
しかも、無料。
自分で足を運ばなくてもいいんですね。便利な世の中になりました。
中でも、タウンライフ家づくりは、見積りだけでなく、資金計画や間取り設計も無料でもらえるので絶対おすすめです。
高い買いものですから妥協はしたくない。また、他のハウスメーカーだったらいくらなのかも気になるところでした。
我が家は、6社選択し見積りを取りました。業者から連絡がありましたが、準備していた要望を伝えるだけ。
後は待つのみ。
送られてきた見積書をみてびっくり。
一番高い価格と安い価格では200万円くらいの差がありました。
200万円!車も買える金額です。
ちなみに最初に展示場に行ったハウスメーカーに算出してもらった見積りが一番高かったのは言うまでもありません。
その場の勢いで決めてはいけない事を改めて痛感しました。
是非、一括見積りで金額比較をお勧めします。
我が家は大手ハウスメーカー、ローコストハウスメーカー、工務店を合わせて8社くらいの見積を依頼しました。
営業マンから連絡が来たら地震に強いか、断熱性など見積書からはわからないところも確認しました。
見積金額以外にも、保障だけは確認して下さい。住宅の欠陥はすぐには気づきません。1年、2年してちょっと傾いてきた!?とか何らかの欠陥があった場合に、何年まで無料で保証してくれるか。これは業者によって異なります。これは比較項目としてしっかり確認しましょう。
価格交渉してさらにお得に。
見積りを取得したら、3社くらいに絞ります。
見積り比較されていることは営業マンは知っているはずですので、他のハウスメーカーではもっと頑張っていただいてますけど。
と一言いえば頑張ってくれるはずです。これからずっと生活していく大切な高い買い物ですから、こちらが必死なのは営業マンも重々承知。遠慮はいりません。
一括見積りを利用することで最初に展示場へ行ったハウスメーカーよりも280万円も費用を抑えることができました。
さらに、我が家は土地も同じ建設業者に探してもらったので、消費税が若干お得に。
例えば予算が3000万円とした場合、土地の価格(1000万円)と建物の価格(2000万円)の比率を土地の価格(1500万円)と建物の価格(1500万円)に調整してもらう。土地は非課税なので消費税がかかりません。つまり、建物価格のみに消費税がかかりますので土地と建物を別々の会社にお願いするよりも、同じ会社にお願いした方が費用が抑えられることになります。
その結果、当初建売住宅を購入する予定でいた予算変わらない金額で注文住宅で家を建てることができました。
建売住宅を検討の方も、ぜひ注文住宅で見積りを取ってみることをお勧めします。