注文住宅で一戸建ての家を建てる場合、どれくらい費用(総額)がかかるのでしょうか?
建売住宅ならチラシや不動産会社の店頭に販売価格が掲載されているので費用がわかります。
しかし、注文住宅は建てる家の種類(2階建て、3階建て、平屋等)、仕様(外装・内装の仕上げ材、設備機器などの仕様)、性能などで建築費用は変わります。
また、ハウスメーカーや工務店によっても変わります。
そのため、建築費用を比較するひとつの基準として『坪単価』があります。
注文住宅で一戸建てを建てる総費用(総額)は?
注文住宅で一戸建てを建てる総費用を分類すると、大きく以下の3種類に分かれます。
ココがポイント
総費用(総額) = 『建物の本体工事費用』+『別途工事費用』+『諸費用』
『建物の本体工事費用』
建築工事総費用の約75%が建物の本体工事費用になります。
『別途工事費用』
地盤改良工事費や外構工事費など本体工事費以外の費用になります。
注文住宅で一戸建てを建てる費用の別途工事費(付帯工事費)ってなに?
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『諸費用』
印紙税や登録免許税などの税金、登記費用や住宅ローンの手続き費用等の事務手数料、引越し費用や家具・設備品などの費用になります。
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設計料は総費用の約10%くらいが相場と言われています。
ただし、ハウスメーカーや工務店にお願いする場合は、本体工事費にあらかじめ含まれているところが多いです。
注意ポイント
カタログや広告に表示されている価格を見る場合は注意が必要です。
表示さている価格のほとんどが本体工事費です。
家を建てるには表示されている価格の他に、『別途工事費用』や『諸費用』が必要になります。
建築費用の算出単価の坪単価とは?
注文住宅で一戸建てを建てる場合の費用の算出単価として、一般的に坪単価があります。
注文住宅で一戸建てを建てる場合に、建築作業を依頼するハウスメーカー、工務店を選ぶ指標として坪単価を参考値に比較される傾向にあります。
坪単価は、1坪(3.3m2)あたりの建築費のことで、基本的には「建物の本体工事費用」を「床面積」で割った数値で表現されます。
ココがポイント
坪単価 = 「建物の本体工事費用」/「床面積」
注意ポイント
坪単価は、家を建てる総費用を床面積で割った価格ではないことに注意が必要です。
建物の本体工事費用(建物だけを建てた場合の費用)を床面積で割った値です。
主なハウスメーカーの坪単価参考値
ハウスメーカー名 | 坪単価(万円/坪) | 建築工法 |
アイダ設計 | 23~30 | 木造 |
アイフルホーム | 25~55 | 木造 |
アエラホーム | 20~50 | 木造 |
アキュラホーム | 35~50 | 木造 |
一条工務店 | 55~70 | 木造 |
エースホーム | 30~40 | 木造 |
クレバリーホーム | 30~50 | 木造 |
住友不動産 | 38~80 | 2×4 |
積水ハウス | 50~80 | 木造・鉄骨系プレハブ |
セキスイハイム | 50~80 | 2×4・鉄骨系ユニット |
ダイワハウス | 40~80 | 木造・鉄骨系プレハブ |
タマホーム | 25~60 | 木造 |
ユニバーサルホーム | 40~50 | 木造 |
レオハウス | 25~60 | 木造 |
ロイヤルハウス | 30~50 | 木造 |
坪単価はあくまでも目安
本体工事費に含まれる内容が異なるため、価格が安い・高いの坪単価による単純比較はできない!
坪単価の算出に使う本体工事費に含まれる内容がハウスメーカーや工務店によって異なるため単純に比較できません。
例えば、
- 本体工事費に含まれる照明器具、システムキッチンなどの設備のグレードが異なる
- 床暖房が標準でついている
- 太陽光発電が標準でついている
- 造り付け家具が標準でついている
など
床面積に含まれる内容が異なるため、坪単価による単純比較はできない!
坪単価を算出する際の床面積に含まれる内容がハウスメーカーや工務店によって異なるため単純に比較できません。
例えば、
ハウスメーカーAは、坪単価算出する床面積にロフト、ベランダ、玄関ポーチまで含んでいる
⇒ 坪単価が安くなる
工務店Bは、坪単価算出する床面積にベランダ、玄関ポーチは含まれていない
⇒ 坪単価が高くなる
まとめ
一般的には、『建物の本体価格』には、地盤改良や屋外の給排水工事、屋外の電気工事、ガス配管工事などは含まれないことが多いです。
ハウスメーカーや工務店によっては、本体価格に含まれる内容が異なりますので、実際に見積もりを取らないと費用はわかりません。
このことから、ハウスメーカーや工務店での標準仕様(外装・内装の仕上げ材、設備機器などの仕様)で建てるのではなく、こだわりを持った家を建てたい方には坪単価はあまり参考にならない値と言えるでしょう。
2階建て4LDKなど、ある程度建てたい家のイメージが出来上がっている場合は、気軽に見積もりを取ることをお勧めします。
多くのハウスメーカーや工務店が掲載された無料で利用できる一括見積もりサイトがあります。
同じ条件で複数のハウスメーカーに見積もり依頼ができるので同じ家を建てる場合にどこが安く建てられるかを比較することができます。
複数社に同じ条件で見積もりを取ることができるので、自分たちが建てようとしている家は一体いくらぐらいで建つのか、価格相場を把握することができます。
見積もり結果を元に、手頃な価格のハウスメーカを絞込み、展示場等で現物を確認することでより納得して家づくりができるはずです。
例えば、大人2人、子供2人で2階建て4LDK。
延床面積が大体120m2くらいで太陽光発電パネルもつけた省エネの家を建てる場合どれくらいかかるか、とりあえず5社くらいにお願いしてみようかな!?
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