家づくりで一番重要になる間取りプラン。
ライフスタイルや生活導線を意識していろいろプランニングするところだと思います。
間取り図だけではなかなか想像できない、生活してみてはじめて気づく間取りプランのあるある失敗談を紹介します。
【間取りプランの失敗談1】日中カーテンを開けられなくて失敗!
窓の大きさ、形、位置は部屋を明るくするだけでなく、部屋からの景色も重要なポイントになります。
リビングなどは、大きな窓を設置して明るく開放的にしたくなります。
しかし、窓の配置場所によっては大きな窓であればあるほど、外からも丸見えになってしまします。
リビングを2階に設置し開放的な窓にしたが、前のマンションから部屋が丸見え何てことよくあります。
結局、外からの視線を気にしてブラインドやカーテンを日中でも閉めざるを得なくなっては残念です。
明り取りだけであれば、透明でないガラスを設置することもできます。
窓の設置には、外部からの視線を確認して形や大きさ、位置をデザイナーと相談して決めることをお勧めします。
2階をリビングして、窓を大きくしたら、前のマンションから丸見えなの!
せっかく窓を大きくしたのにカーテンを開けられないよ。。。
【間取りプランの失敗談2】カーテンやブラインドがすべてオーダーでないと合わない!
横長の窓や縦長の窓、台形や円形などさまざまな窓が存在ます。
デザイナー住宅などでは、明り取りとしてオシャレな窓づくりになっています。
いざ住んでみると、結構外からの視線が気になることが多々あります。
変わった形状であればあるほど市販品のカーテンやブラインドではサイズが合いませんのですべてオーダーする必要があります。
【間取りプランの失敗談3】靴箱が置けるスペースが小さくて失敗!
玄関には大きめの収納棚がおすすめです。玄関スペースの取り方も失敗すると靴だらけで散らかることに。
間取り図面には、予め靴箱等の収納スペースが掲載されない場合があります。
間取り図面では広く思えた玄関スペースも靴箱等の収納棚を配置することで思ったより狭くなることがあります。
家族構成から靴の数、特に女性の場合はブーツなどスペースを取る物が多いため、どれくらいの収納棚を置くかを予め検討しましょう。
玄関スペースに置くものを想定して、デザイナーと相談しながら広さを決めると後悔しない玄関ができます。
小さい子がいる場合はベビーカーなども置けると便利でしょうし、
傘や玄関掃除用具なども玄関スペースに置きますから、工夫が必要です!
【間取りプランの失敗談4】子供部屋の数が足りない!備え付けのテーブルは必要?!
家族計画について先の事はわかりません。
子供が2人の予定でも、3人目を授かる場合もあります。
予め広いスペースを確保し、可動式な壁等で部屋を分割できるような空間に設計してもらうのが理想かと思います。
また、学習机や本棚など既製品を持ち込むとスペースがなくなってしまうので、デザイナーと相談し、備え付けのテーブルや本などの収納を予め設けることで、子供にとっても快適な空間が実現できます。
【間取りプランの失敗談5】リビングに隣接するトイレ問題!
家づくりで当たり前に付いてくるのであまりこだわらないトイレ。
こだわっても便座までですよね。勝手に開いてくれる、勝手に除菌してくれる便座、とても魅力的です。
そんなトイレ。生活していると不便になることが結構あります。
1つしかトイレがないと、毎朝子供たちと争奪戦になります。
位置も考え物です。リビングに近すぎると恥ずかしい音がリビングに丸聞こえになります。
家族だけならいいのですが、お客様が訪問した際にはお互い気を使ってしまいます。
リビングとは別の階にもう一つトイレを設置するとその辺の問題は解消されるでしょう(トイレ掃除は大変ですが)。
【間取りプランの失敗談6】エアコンの室外機の設置場所がない!
家を建てたら必ずエアコンを買いますよね。しかも、部屋の数に合わせて複数台。
買ってから気づくんです。室外機どこに置く!?
4LDKの2階建て。4部屋にすべてエアコンを設置して、室外機をすべて1階の屋外に置いたら、家の周りが室外機に占領されてしまいます。
2階の部屋の室外機はベランダやバルコニーに置くのが一般的ですが、2台もあったら結構なスペースを占領されてしまいます。
間取り図面を考えているときには十分なスペースが確保されていたベランダの洗濯物や布団を干すスペースが、室外機に占領されてしまう事も!
屋根の上に室外機を設置している住宅もありますが、せっかくこだわって建てた家の見栄えが悪くなってしまいます。
しっかりエアコンの室外機のスぺースも間取りプランの段階で検討しましょう。
【間取りプランの失敗談7】キッチンをオールステンレスにしたら水垢だらけで失敗!
デザイナーズ住宅には、オールステンレスのシステムキッチンがよく似合います。
洗練されている感じでかっこいいですよね。
我家もオールステンレスに。でも住む人間が洗練されていなかった!
入居2日目、入居祝いで鍋パーティ。嫁は土鍋をステンレスのシンクにイン!ゴシゴシ!ゴシゴシ!
時すでに遅し。ピカピカのシンクにあられもない模様が!!!
洗い物の後に水滴をきちんと拭き取らないとカルキの水垢がたくさん。。。くぅー。。。
これはあくまで我家のケース。洗練されている皆さんは大丈夫。
【間取りプランの失敗談8】キッチンにゴミ箱を置くスペースを!
ごみの分別が厳しい地域では、燃えるゴミ、不燃ごみ、プラスチック、ペットボトル・缶など捨てる前に分別する種類が多くあります。
1階にキッチンがある場合は、お勝手の外などに分別数分のごみ箱を用意することもできるでしょう。
しかし、2階にリビング+ダイニング+キッチンの間取りの場合は、外のごみ箱に毎回持っていくのは不便でしょう。
キッチンにゴミ箱を設置するのが利便性がいいと思いますが、冷蔵庫、食器棚などが占領してしまい、分別数分のごみ箱が置けなかったりします。
また、炊飯器、電子ケトル、電子レンジ、トースター、備蓄品などなど置く場所に困る物がたくさんあります。
注文住宅ですから、パントリーのような備え付けのキッチン用収納などを検討されるとキッチンがすっきりして便利になります。
【間取りプランの失敗談9】収納スペースが少なくて失敗!
いくらあっても困らないも。それはお金と収納スペース!
収納スペースが少ないと、行き場に困る物がたくさんあります。
使うときにだけ引っ張り出す、掃除機、アイロン、アイロン台、ミシンなどなど。
季節物の、扇風機、除湿器、ヒーター、夏用カーペット、冬用カーペットなどなど。
レジャー用品の、スキー用品やスノーボード用品。子供用プールや浮き輪などの夏物レジャー用品。
その他、趣味趣向で集めているものなど、収納場所を予め検討しておかないと、一部屋占領されてしまう事になります。
収納スペースはいくらあっても困りません。できる限り収納を設けてもらえるようにデザイナーと相談しましょう。
【間取りプランの失敗談10】大きい窓がなく、2階に家具が運べない!
家ができたら、こだわりのテーブル、こだわりのソファー、こだわりの家具が欲しくなってしまいます。
どんなにいい物でも、搬入できなければ意味がありません。
特に2階にリビングがある場合は、玄関に始まり、階段を通して搬入しますが、幅がある程度確保されていない場合は搬入できません。
どうしても1階から搬入できない場合は、2階の窓を外して、窓から搬入するんですが、大きい窓自体がなかったり、はめ殺しの窓になっている場合はどうにもできません。
大きい冷蔵庫なども同様です。大物を持ち込む予定がある場合も予めデザイナーと相談しましょう。
【間取りプランの失敗談11】1階に洗濯機、4階屋上で洗濯物干しは面倒くさくて失敗!
洗濯機は脱衣所に設置するのが一般的です。脱衣所が1階で、洗濯物は庭で干すのが理想的。
首都圏では洗濯物を庭で干せるほどの家を買える人はそう多くはおりません。
バルコニーやベランダで干すのが一般的ですよね。
特に狭小住宅では、バルコニーやベランダを広く取れないので、屋上を設けることもあります。
例えば、3階建ての住宅で、1階に脱衣所、バルコニーが3階、4階に屋上。
家族が多い場合は、毎日の洗濯で相当足腰が鍛えられそうです。
洗濯は大変な作業です。
動線的には脱衣所、洗濯機、バルコニーが同じ階にある方が便利ですね。