この記事では、公開されている情報をもとに『ポラスグループ』の坪単価や家の価格・費用相場についてまとめています。
ポラスグループは、埼玉県越谷市に本社を置き、埼玉、千葉、東京エリアに対応地域を絞って住まいづくりをしています。
グッドデザイン賞では、なんと20年連続で合計74点の受賞実績を持ち、デザイン性の高い住宅の設計に優れています。
同社は住宅設計に関する5つのブランドを所有するという特徴を持ち、顧客の多様なニーズに答えられる体制が整っています。
この記事では、ポラスグループで注文住宅を建てる場合の坪単価や価格相場の目安をまとめてご紹介します。
ポラスグループの標準仕様について紹介!【2024年最新版】充実の住宅設備と標準装備はこちら♪
この記事では、公開されている情報をもとに『ポラスグループ』の標準仕様(標準装備)についてまとめています。 ポラスグループは、地域密着型の企業で、創業以来ずっと、地域の人々が安心して住める ...
続きを見る
ポラスグループの住宅の特徴について
ポラスグループは、地域密着型のハウスメーカーです。
社員の9割が対応エリアに実際に居住しているため、その地域の特性をよく理解しています。
営業所は主要駅だけでなく、各駅停車しか止まらない駅にもあり、その地域に詳しくない顧客にもより濃密な情報を提供してくれます。
また、アフターサポートにも定評があり、最大で30年間の長期保証を付けることができます。
何かトラブルがあった際には、365日年中無休での電話相談も行ってくれる点も安心できるポイントの一つです。
ポラスグループの坪単価について
注文住宅におけるポラスグループの坪単価は35万円~75万円です。
ただしこの数値は、ポラスの所有する5ブランドの平均値になります。
ポラスグループは、「990万円からの家作り」を売りにしている「MOK HOUSE」というローコスト住宅ブランドから「PO HAUS」というデザイナーズ住宅を扱うブランドまで様々な価格帯の商品を取り扱っています。
したがってどの商品を選択するかによって坪単価は大きく異なります。
それぞれのブランド毎に特色があり、全てを自由に決められるプランから、予め準備されているプランの中からしか選択できない場合もあります。
事前にどんな家を建てたいのか明確にし、予算と構想に合ったプランを選択する必要があります。
ポラスグループの建坪ごとの建築価格と総費用
ここではポラスグループの注文住宅の建坪ごとの本体価格や総費用をまとめています。
ポラスグループの20坪台の価格相場
坪数 | 本体価格 | 総費用 |
20坪(66.0m2) | 700万円~1,500万円 | 1,000万円~1,900万円 |
24坪(79.9m2) | 840万円~1800万円 | 1,140万円~2,200万円 |
28坪(92,4m2) | 980万円~2100万円 | 1,280万円~2,500万円 |
ポラスグループの30坪台の価格相場
坪数 | 本体価格 | 総費用 |
30坪(99.0m2) | 1,050万円~2,250万円 | 1,350万円~2,650万円 |
34坪(112.2m2) | 1,190万円~2,550万円 | 1,490万円~2,950万円 |
38坪(125.4m2) | 1,330万円~2,850万円 | 1,630万円~3,250万円 |
ポラスグループの40坪台の価格相場
坪数 | 本体価格 | 総費用 |
40坪(132.0m2) | 1,400万円~3,000万円 | 1.700万円~3,400万円 |
44坪(145.2m2) | 1,540万円~3,300万円 | 1,840万円~3,700万円 |
メモ
※建築価格(建築総費用)は、本体価格に外構などの「別途工事費用」および登記費用や住宅ローンの手続き「諸費用」などの費用(300万円~400万円が目安)が追加で必要になります。
ポラスグループの平屋の坪単価と価格相場
平屋を建てる場合、完全自由設計で受注している「北辰工務店」の扱いになります。
平屋の坪単価は50万円程度となっており、大手ハウスメーカーよりも安価ですが、工務店ならではの確かな技術で品質の高い平屋を建ててもらうことが可能です。
平屋であれば、広さにもよりますが、1,000万円以下で建てられる場合が多いため、予算に余裕がないケースでよく選ばれています。
ローコストで提供できる理由は、自社工場で予め材料を切断しているので、工期を短縮できる点にあります。
全国に6つの工場をもち、建築材料の加工技術は日本一と言われています。
ポラスグループの3階建ての坪単価と価格相場
ポラスグループの注文住宅で近年取り扱いが増えているのが3階建てです。
特に都心では、狭小地を利用して縦に長い形の家を建てるケースが多く見られます。
ポラスグループの3階建ての場合、平屋や2階建てよりも建物自体が大きくなることもあり、坪単価の相場は100万円程度とやや高くなっています。
延床面積90m2くらいの一般的な広さの家を建てようとしたら2000~3000万円程度かかります。
こちらはポウハウスの場合の単価ですので、ブランドによって多少上下します。
地域密着型のポラスグループではどの顧客にも公平な対応をするため、値下げ交渉は一切受け付けていません。
最初に見積もりをもらった価格がポラスグループの本気であることを覚えておきましょう。
ポラスグループの商品別坪単価
ポラスグループでは、設備や特色の異なる5つのブランドを展開しています。
これらのブランド全てのモデルハウスを一度に見学できる「体感住まいパーク」も千葉と埼玉に2ヶ所ずつあるので、それぞれの特色を見比べることができます。
こちらでは、それぞれのブランドの坪単価や特徴をご紹介します。
『ポウハウス(PO HAUS)』の坪単価の価格相場
高品質な素材と最新技術を取り入れた「ポウハウス」では、坪単価は60万円~75万円、価格相場としては2,000万円~3,000万円となります。
ポウハウスはポラスグループの中では、ハイクラスなブランドです。
和の心を継承しつつ、現代の生活にもフィットさせる「和モダン」をコンセプトにしています。
面談で営業マンだけでなくデザイナー自身が顧客の要望を聞き取ってくれるのはここだけではないでしょうか。
ポラスグループ選りすぐりの経験豊富なデザイナーが理想の家を形にしてくれます。
建築素材には、基準を満たした最高水準のものや自由度の高いものを使用しています。
近年注目されているZEHなどの最新技術も取り入れ、住み心地の良さと省エネルギーを共存させた住まいづくりをしています。
『北辰工務店』の坪単価と価格相場
完全自由設計の住宅をローコストで実現できる「北辰工務店」では、坪単価は40万円~60万円で、価格相場は1,500万円~2,000万円となります。
北辰工務店はポラスグループの中ではミドルクラスのブランドです。
北辰工務店では工務店としての強みである施工技術を大事にしており、一流の大工や職人たちが手がけます。
優秀施工者として表彰された実績のある大工が多数在籍しているので、安心して施工を任せられます。
耐震性にも優れ、壁倍率を強化したオリジナルの対力壁を使用しています。
決まったプランがなく、家族の生活スタイルや生活動線に合わせ、自由な設計で1,000万円台から戸建てを建てられる理想のブランドです。
『HAS CASA(ハスカーサ)』の坪単価と価格相場
海外の伝統スタイルとモダンスタイルを融合させた「HAS CASA(ハスカーサ)」では、坪単価は55万円~80万円、価格相場としては2,500万円~3,000万円です。
HAS CASA(ハスカーサ)では「ツーバイシックス工法」というポラスグループで初めての工法で建てられ、断熱性や気密性、調湿機能に優れた住宅を実現しています。
さらにポラスグループオリジナルの耐震チェック技術により、建築前に安全性確保のために倒壊シミュレーションが出来るので災害時にも安心して暮らすことができます。
キッズデザイン賞も受賞した、子供たちも暮らしやすい空間は世代を越えて親しまれるデザインです。
HAS CASA(ハスカーサ)の普遍的で美しい伝統的なスタイルと現代のデザインと機能を調和させた設計は唯一無二です。
何年経っても愛される温かみのあるデザインに人気が集まっています。
『MOK HOUSE(モクハウス)』の坪単価
品質は妥協せずに、ローコストな住宅づくりを目指す「MOK HOUS(モクハウス)」では、坪単価は30万円~50万円、価格相場は900万円台~1000万円台が中心となっています。
MOK HOUSE(モクハウス)はポラスグループの中で一番リーズナブルな価格帯のブランドです。
セレクト住宅なので、厳選された200種類以上あるプランの中から基本スペックを選び、床暖房や食洗器などニーズによって異なるものをオプションとして選ぶことが出来ます。
基本プランは、過去の分譲住宅で人気が高いものから選ばれています。
年間4,000棟もの建設実績があるポラスグループだからこそ、業者を絞り大量注文することによりコストカットを実現させています。
ローコストながらも品質は確かなものがあり、余分な壁や柱は撤廃し、広さを確保した上で優れた耐震強度を保つ構造になっています。
『GRANSSET(グランセット)』の坪単価
ポラスグループで唯一鉄骨造を取り入れている「GRANSSET(グランセット)」は高級ブランドで、坪単価は100万円以上、価格相場は3,000万円~5,000万円と言われています。
GRANSSET(グランセット)は鉄骨造なので、デザインの自由度が高く、唯一無二の外観スタイルを創り上げられます。
そして、狭小地でも土地を最大限に利用した設計ができ、広々とした空間を演出することが可能になります。
GRANSSET(グランセット)は「重量鉄骨ラーメン構造」を採用しているため、非常に高い耐震性を保つことができます。
外壁にはALCパネルを使用し、遮音に優れており、耐火性能も兼ね備えた長く安心して暮らせる家作りができるのが魅力です。
ポラスグループの住宅を選ぶメリット
ポラスグループを選ぶメリットとしては、やはり地域密着型営業ならではの知識の豊富さや対応の速さです。
実際にその地域に住んでいる社員から、街の治安や災害情報、不審者情報など最新の情報を得ることができるので、初めてそこに住む人でも安心して家づくりを任せることができます。
また、対応エリアを埼玉、千葉、東京に絞っているからこそ、何か困ったことが起きた時に即座に対応してくれるという安心感があるのも嬉しい点です。
また、家づくりの全行程に関して自社で責任を持つ「責任一貫施工体制」を取り入れているのもメリットの一つと言えるでしょう。
下請けに作業を丸投げにしてしまうと、責任の所在がわからなくなってしまったり、品質が安定しないこともあります。
地質調査からアフターメンテナンスまでポラスグループの安定した品質で提供したいという思いから、下請け任せにしない対応を創業当時から貫いています。
ポラスグループの口コミの総評
ポラスグループで実際に家を建てた方の口コミを覗いてみると、営業マンの対応が良いなどの良いコメントに加え、工期遅れがあったなどの悪い口コミも見られました。
実際にオリコンランキングの口コミサイトに寄せられたコメントを見てみましょう。
ポラスグループの良い口コミ
「営業担当の方の対応がとてもよかった。
アフターサービスもしっかりとしていて満足です。 点検も丁寧に行ってくれましたし、細かくわかりやすい説明をしてくれました。
そして何よりデザインや使い勝手も良いです。」
「アフターメンテナンスが十分すぎるくらいで感動しました。 困ったことがあった時に気軽に相談できる関係性となれたこともありがたかったです。 できる範囲で無償でケアしてもらえる。その他に家を長持ちさせる方法なども教えてもらえました。」
「間取りはほぼ満足です。 ある程度間取りが決まっているプランでしたが、キッチンやお風呂などを建てる前に少しチェンジできたのがよかった。 作りは丁寧で、定期点検があるのが安心。アフターメンテナンスも良い感じです。」
「お隣さんと同時期に2件注文住宅を建てました。 近所の人がどんな人か気がかりでしたが、教えてもらえて安心しました。」
ポラスグループの気になる口コミ
「ベランダの屋根を付けたい。
突然の雨などですぐ取り込まないと洗濯物が濡れるのが不便。
近所で共通の排水設備の管理が大変で、豪雨が降ると庭に割と大きな池ができる。」
「点検が遅れるのが気になる。
指摘された部分の改善をしないままに一年が過ぎてしまった。
庭の施工も悪い。」
「庭に大きな石などがたくさん転がったままで、整備しづらい。
建設時にそこまで対応してほしかった。
営業担当者は引渡後ほとんど連絡をくれない。」
「寒い地域の家を知っているからか、断熱性や気密性が悪いと感じる。
台所にも床暖房を付けて欲しかった。
玄関収納が多いが、そこよりもリビングの収納を大きく作って欲しかった。」
ポラスグループの口コミの総評
ポラスグループで、実際に家を建てた人の中には、営業マンやスタッフの対応が良く、細かな点までしっかりと説明してくれると感じた人が多くいました。
このことから、顧客の不安を取り除くような安心感を与える営業が魅力だと言えるでしょう。
また、アフターメンテナンスに関してもしっかりと充実した内容で対応してくれるという声が多くありました。
これは地域密着型営業のメリットがそのまま口コミに反映されている形ではないでしょうか。
一方、気になる口コミとしては、住んでみて新たに分かった問題点や気になる点が多く寄せられていました。
点検や修繕点の対応に関しては、繁忙期など様々な背景も考えられますが、アフターサービスを売りにしている以上、しっかりとした対応を隅々まで行き届かせて欲しいものです。
総合的に見て、ポラスグループのデザイン性や住宅構造、設備に関してはおおむね満足と答えている方が多い印象を受けました。
オリコン調査で顧客満足度4年連続1位を獲得しているだけのことはあるでしょう。
ポラスグループに注文住宅を頼む際には、設計段階から建設中まで、細かな要望をしっかりと伝えるようにすると良いでしょう。
また、引き渡し後連絡が取りづらくなってしまった場合は、遠慮なく営業担当に伝えるべきでしょう。
ポラスグループの会社情報
社名 | ポラス株式会社 |
所在地 | 埼玉県越谷市南越谷1丁目21番地2 |
設立 | 2001年2月21日 |
---|---|
資本金 | 4,000万円 |
従業員数 | 4,405名(グループ従業員数2022年現在) |
事業内容 | グループの経営戦略並びに、グループ事業会社の統括運営業務 |
坪単価はハウスメーカーによっても変わる
注文住宅を建てる際には、多くのハウスメーカーの中から、提案されている商品やオプションなどによって一つを選びます。
何を重視してメーカー選びをするかは多種多様ですが、ハウスメーカーごとに目安となる坪単価が異なる点は念頭に入れておきたいものです。
ハウスメーカーは、坪単価によってローコスト系とミドルコスト系、そしてハイコスト系に分類できます。
それぞれ、どのぐらいの坪単価が目安となり、どんな特徴があるのでしょうか。
ローコスト系ハウスメーカーの坪単価
ローコスト系ハウスメーカーの中には、タマホームのように全国展開しているメーカーもあれば、地域密着型の工務店まで様々です。
坪単価の目安としては30万円~50万円程度で、大手ハウスメーカーの平均となる70万円~80万円と比べると、リーズナブルな価格で住宅を建てられます。
これは坪単価なので、住宅の面積によって実際にかかる建物販売価格は異なります。
ローコスト系ハウスメーカーの住宅を建てる場合、1,000万円から2,000万円ぐらいの建物価格に設定されているケースが多く、初めて住宅を購入する人が検討したいタイプの住宅と言えるでしょう。
ローコスト系ハウスメーカーの住宅は、住宅設備や間取りなどに関してのカスタマイズ選択肢が少ないという特徴があります。
すでに決められている間取りやインテリアをそのまま受け入れられる人なら、ローコスト系ハウスメーカーの注文住宅でも、十分に満足できる可能性は高いでしょう。
ただし、住む人のライフスタイルやこだわりに合わせてカスタマイズしたい人にとっては、選択肢が少ないという点で物足りなく感じるかもしれません。
ミドルコスト系ハウスメーカーの坪単価
ミドルコスト系ハウスメーカーの坪単価は、約50万円~60万円程度が目安となります。
全国展開しているメーカーなら、ヤマダホームズや一条工務店などが該当するでしょう。
ミドルコスト系のメーカーは、ローコスト系の住宅と比較すると設備が充実していることが多いです。
大手メーカーの坪単価よりも若干リーズナブルなので、満足度が高い住宅をお買い得な価格で建てられる点が、ミドルコスト系の最大の魅力です。
デメリットは、ローコスト系と同様に、カスタマイズ性がそれほど充実していないという点があげられます。
完全フリースタイルで住宅を建てたい人にとっては、ミドルコストでも十分な満足度を得られないかもしれません。
ハイコスト系ハウスメーカーの坪単価
ハイコスト系は、大手ハウスメーカーが多く、坪単価は70万円以上が目安です。
メーカーごとに複数の商品をラインナップしており、それぞれ坪単価は異なります。
しかし、ハイコスト系ハウスメーカーの中でも定番商品や主力商品となっている商品の多くは、坪単価は70万円~80万円程度に抑えられていることが多く、オプションを装備することで坪単価が高くなる仕組みとなっています。
ちなみに、ハイコスト系のハウスメーカーの中でも全国展開しているメーカーだと、ヘーベルハウスや住友林業あたりが該当します。