この記事では、公開されている情報をもとに『ポラスグループ』の標準仕様(標準装備)についてまとめています。
ポラスグループは、地域密着型の企業で、創業以来ずっと、地域の人々が安心して住める家を目指してきました。
安心できる家の条件として、高い技術力があること、施主の要望を形にできるデザイン力があること、家が完成した後のサポートも充実していることを挙げています。
技術力に関しては、研究所を設置し独自の技術を開発しています。
デザインに関しては、グッドデザイン賞の受賞歴のあるデザイナーが、希望の家を実現するためにサポートします。
アフターサポートとしては、最長60年の長期保証や24時間対応の相談窓口の設置などを実施しています。
ポラスグループには、鉄骨造・RC造のGRANSSET(グランセット)の他、北信工務店、HaScasa(ハスカーサ)、POHAUS(ポウハウス)、MOKHOUSE(モクハウス)の5つのブランドがあります。
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【ポラスグループ】構造・工法の標準仕様
GRANSSETの家の構造・工法
ポラスグループ・GRANSSET(グランセット)の家の構造・工法は重量鉄骨ラーメン構造です。
ラーメンは、ドイツ語の枠という意味です。
耐力壁が必要ないので、空間を自在に利用でき、間仕切りのない大空間を室内に作ることも可能です。
鉄筋コンクリート基礎の上に、強固な構造躯体と外壁ALCで立てているので、耐震性の高い建物になっています。
ポラスグループ唯一の鉄骨構造ということで、耐震性を重視する方に評価されています。
POHAUS、北辰工務店、MOKHOUSEの家の構造・工法
POHAUS(ポウハウス)、北辰工務店、MOKHOUSE(モクハウス)の家の構造・工法は木造軸組工法です。
日本の伝統的な工法で、柱や梁などを組み合わせるものです。
湿度の調整ができ、軽い割に強度もあるのが特長です。
木材は自社工場でカットしているので、品質が安定しています。
独自開発の耐力壁には、外の景色を取り入れることができる透明なクリスタルマジックや、ダイヤ型に組まれたおしゃれなダイヤブレースなどがあります。
HASCASAの家の構造・工法
HASCASA(ハスカーサ)の家の構造・工法は2×6工法が標準仕様です。
断熱性能が高いのが特長です。
一般の木造住宅と比べると、室内温度の差も少なくなっています。
さらに、HASCASA(ハスカーサ)の2×6工法は、独自開発の「ダブルモノコック工法」です。
従来の2×6工法よりも耐震性が高くなっており、独自の工法で耐震性を向上させている点が評価されています。
構造計算について言えば、木造2階建住宅の構造計算は、行わなくても良いことになっているので、多くのハウスメーカーが省略していますが、ポラスグループは、木造2階建住宅全棟の構造計算をしています。
また、独自で3Dシミュレーター「ウッドイノベーターNEXT」を開発し、倒壊シミュレーションを行っています。
建設予定の家をパソコン上に3Dで再現し、地震が起きた時にどこにどの程度の負荷がかかるかをシミュレーションするものです。
ハウスメーカーで行われている一般的な実大振動実験よりも、負荷の状態を正確に把握でき、耐力壁の最適な設置場所を判断することができます。
開放的な間取りでも高い耐震性を実現できるのは、この倒壊シミュレーションを事前に行っているためです。
この点でも、非常に信頼できるハウスメーカーと言えます。
【ポラスグループ】基礎の標準仕様
ポラスグループでは、基礎は地面と家が一体化するように、「ベタ基礎」になっています。
基礎に関しても、事前に綿密に強度計算した上で、耐震性の高い基礎を作り上げています。
基礎作りの際は、200mmの鉄筋を網目に組んで、コンクリートを流し入れます。
さらに、防湿フィルムを敷いて、湿気が上がってくるのを防ぐので、湿気と共に白アリの対策にもなり、家の耐久性が向上します。
基礎の角には、コーナーハンチを打ち込んで、耐震抵抗力を強くしています。
東京大学と熊本県立大学の協力の下、実験を行った結果、ポラスグループの基礎は、家の荷重に対して2倍以上のゆとりがあることがわかりました。
ポラスグループは地域密着型の企業で、地域の地盤にも精通しており、地盤調査も全棟行っています。
地盤改良が必要だと判断した場合には、ソイルセメントコラム工法(柱状改良)などで対策しています。
基礎作りもしっかりとしていることで、信頼を集めています。
【ポラスグループ】窓の標準仕様
ポラスグループ・POHAUS(ポウハウス)の「窓」の標準仕様はLIXILの「サーモスⅡ-H」とYKKAPの「APW330」です。
LIXILの「サーモスⅡ-H」
LIXILの「サーモスⅡ-H」は、部屋の内側が樹脂で、外側がアルミになっている窓です。
すべてが樹脂でできている窓に比べて、耐紫外線効果が高く、窓枠を薄くしてデザイン性をアップできるというメリットがあります。
YKKAPの「APW330」
YKKAPの「APW330」は、両面が樹脂になので、熱貫流率が低く、結露がしにくいです。
デザイン性には欠けますが、汎用的で断熱性を重視したいという方に選ばれています。
【ポラスグループ】キッチンの標準仕様
EIDAIの「Lafina(ラフィーナ)」
ポラスグループ・北辰工務店のキッチンの標準装備は、EIDAIの「Lafina(ラフィーナ)」です。
ラフィーナは、シンクが下段、中段、上段に分かれていて、片付けや調理がスムーズに行えるようになっている、スリーレイヤードシンクです。
シンクの上段に、「調理プレート」を設置して、作業スペースを広げることができるので、調理プレートの上にまな板を置いて、野菜などを切ることができます。
鍋に大量の水を入れる時には、調理プレートの上に鍋を置いて水を入れることができるので、重たい鍋を持ち上げて、コンロに乗せる必要がありません。
横に滑らせてコンロまで持っていくことができます。
中段では、穴の開いた「水切りプレート」を使って、野菜を洗ったりできます。
下段は、シンクの底面のことで、非常に広くなっているので、大きな鍋も楽に置けます。
排水溝が端に設置されていて、大量の洗い物をしても、水がスムーズに流れるようになっています。
引き出しのサイドや下部には、ムシブロックパッキンといって、虫が嫌う成分でコーティングされているアイテムが設置されているので、虫の侵入を防ぐことができ、大変衛生的です。
対面キッチンのリビング側には、上質の布地の化粧パネルになっていて、落ち着いた雰囲気を醸し出すだけでなく、消臭効果や調湿効果などもあります。
その他、キッチンペーパーやラップやフライパンなどを立てて収納することができ、取り出しやすい設計になっています。
使い勝手がよく、衛生面にも配慮されているところが評価されています。
【ポラスグループ】お風呂の標準仕様
ポラスグループ・POHAUS(ポウハウス)のお風呂の標準装備は、TOTOの「サザナ(SAZANA)」とLIXILの「リデア(Lidea)」です。
TOTOのお風呂「サザナ(SAZANA)」
TOTOの「SAZANA」は、「ゆるリラ浴槽」で、体の4点を支えてくれる設計になっています。
人間工学に基づく設計で、従来の浴槽よりも関節にかかる負担が軽減されます。
ゆったりとしたバスタイムが楽しめると好評です。
浴槽は、魔法瓶のような断熱構造になっているので、お湯をはってから時間が経っても、お湯が冷めにくいです。
床は、お手入れが簡単な「ほっカラリ床」で、暖かく、滑りにくく、乾きやすいのが特長です。
LIXILのお風呂「リデア(Lidea)」
LIXIL「リデア(Lidea)」の浴槽は、ロング浴槽、エコベンチ浴槽、ミナモ浴槽、ストレートライン浴槽の4タイプの中から選択できます。
4時間後でも2.5℃しか温度が下がらない断熱性の高い浴槽です。
床は、表面が特殊加工されているので、汚れが付きにくく、清潔に使用できると、喜ばれています。
排水口は渦を巻くようにお湯が流れていく構造になっているので、髪の毛やゴミが自然とまとまり、処理が簡単にできます。
【ポラスグループ】洗面台の標準仕様
LIXILの「MV」
ポラスグループ・HaScasa(ハスカーサ)の「洗面台」はLIXILの「MV」です。
カウンターにつなぎがないので、サッとひと拭きできれいになりお手入れが簡単です。
水栓は、上部に設置されているので、水栓周りに水が溜まることがありません。
水栓にはホースが付いていて、引き出すことができるので、ボールの中を隅々まできれいに洗うことができます。
キャビネットは引き出し収納になっているので、使いたいものをすぐに見つけて、サッと取り出すことができます。
【ポラスグループ】トイレの標準仕様
TOTOの「ZJ2」
ポラスグループ・HaScasa(ハスカーサ)の「トイレ」は、TOTOの「ZJ2」です。
便器は、TOTOが独自の技術で作った「セフィオンテクト」で、少ない水量できれいに流すことができるようになっています。
水は、トルネード洗浄で、便器の中を水がぐるっと回るような形で流れ、隅々まできれいに洗い流してくれます。
便器の形状は、フチなしなので、フチの裏に汚れが溜まることがありません。
また、便座とノズルには、クリーン樹脂が使われていて、汚れが付きにくくなっています。
TOTOの「ZJ2」は、衛生的でお掃除が簡単と喜ばれている製品です。
停電時でも水を流すことができるように、右横の奥には手動レバーも付いています。
【ポラスグループ】外壁の標準仕様
ポラスグループ・GRANSSET(グランセット)の外壁は、ALCパネルです。
耐火性のあるパネルで、内部は、メタルラス(スチール製の金網)と鉄筋マットやで補強されています。
パネル全体には細かな気泡が広がっていて、断熱性は普通のコンクリートのおよそ10倍です。
電気代の節約や結露の防止にもなるので、主婦にとっては嬉しい製品です。
また、万一火災になったとしても、有毒なガスや煙が出ない素材で作られています。
【ポラスグループ】屋根の標準仕様
ポラスグループ・HaScasaの屋根は、ケイミューの「コロニアルクァッド」と「グリシェイドクァッド」です。
ケイミューの「コロニアルクァッド」
コロニアルクァッドは、表面がアクリルコートで覆われているので、色があせにくいという特長があります。
また、紫外線にも強く、カラーバリエーションも豊富です。
ケイミューの「グリシェイドクァッド」
グリシェイドクァッドは、檜皮葺(ひわだぶき)調の風合いで、どんな住まいにもマッチします。
和瓦に比べると重さが3分の1程度なので、家にかかる重さが少なく、耐震性が高くなっています。
また、一枚ごとに4本の釘でしっかりと固定するので強風で飛ばされたり、地震でずれたりするのを防ぐことができます。
雨水侵入防水設計なので、梅雨の時期にも安心です。
ポラスグループ・HaScasaの屋根は、見た目もきれいで、性能も優れている点が評価されています。
【ポラスグループ】断熱の標準仕様
ポラスグループの家の断熱は、外張り断熱材として、高性能グラスウール32Kを、充填断熱材として、高性能グラスウール16Kを使用しています。
複合断熱によって、従来の断熱よりも効果が高いのが特長です。
HaScasa(ハスカーサ)のQ値は1.5~1.8で、ミサワホームや積水ハウスなどの大手ハウスメーカーと同程度の断熱効果がある家と言えます。
ちなみに、断熱性が高いほど、年間空調負荷が低くなるわけではないので、理想的な遮熱性能範囲を見極めて、効率的な断熱をすることが必要です。
ポラスグループは、過度の断熱を避け、その地域に最も合った断熱を提案することができるということで、信頼されています。
【ポラスグループ】空調の標準仕様
ポラスグループ・POHAUS(ポウハウス)の家の空調は、24時間換気システム「マイルドエアフロー -CHR」を採用しています。
この換気システムにより、夏は外気の温度を低くしてから取り込み、冬は外気の温度を高くしてから取り込むことが可能になっています。
部屋の上部と床の温度差も抑えられるので、快適に過ごすことができます。
【ポラスグループ】まとめ
ポラスグループは、ブランドによって標準仕様が異なります。
GRANSSET(グランセット)は、敷地を最大限に生かす設計ができ、北辰工務店は、コストパフォーマンスに優れています。
HaScasa(ハスカーサ)は、デザインと性能に優れ、POHAUS(ポウハウス)は、和の心を継承したデザインです。
MOKHOUSE(モクハウス)は、ローコストでセミオーダーの住宅です。
共通しているのは、基礎や構造・工法がしっかりとしていて、耐震性が高いということです。
地震に強い住宅を望む方にはおすすめのハウスメーカーです。