沖縄県で土地付き注文住宅を建てた人は、どれくらいの大きさの家を、いくらくらいの金額で建てているのでしょうか？
ここでは、住宅金融支援機構で公開されているフラット35利用者情報（2021年版）をもとに、実際に沖縄県で注文住宅を購入した世帯の建設費用や土地の取得費用、借入金額や、月々の返済金額などをまとめています。
注文住宅は、建売住宅やマンションに比べ、間取りや外観など自由に設計できるため金額が高いように思われがちです。
しかし、実際に注文住宅を建てた方々の情報を見ると意外な結果が・・・
沖縄県の住宅事情
沖縄県で住みやすい街の人気No１は那覇市。
那覇市は経済・商業の中心地で人口も一番多く、また、モノレールやバスも多く利便性も良いことから沖縄県で生活しやすいNo１の街です。
那覇市は学校や病院などの公共施設も多く、特に子育て支援に力を入れており、助成制度や支援センターが充実しているため子育て世帯にお勧めです。
浦添市は、外人住宅を改装したおしゃれな店が多いため、異国の情緒があふれる雰囲気で、また、那覇市に近いことから那覇市のベッドタウンとしても人気があります。
宜野湾市は、普天間基地があることから外国人住宅が点在し、お洒落なカフェやパン屋も多く、那覇市ほど観光客も多くないため落ち着いて生活できる環境です。
その他、読谷村は日本で最も人口が多い村で、観光スポットも多く観光客で賑わう反面、医療施設、子育て施設、子育て支援センターも充実しており日常生活には安心な環境です。
それでは人気の沖縄県で実際に家を建てた人の情報の見てみましょう！
那覇市・浦添市・宜野湾市・読谷村など沖縄県で土地付き注文住宅を購入した世帯の情報
購入した土地面積や取得費用
沖縄県 注文住宅 土地代（土地費用）相場
沖縄県で土地付き注文住宅を建てる場合、土地代（土地取得費用）はどれくらいかかるのでしょうか？
| 全国平均 | 南九州平均 | 沖縄県平均 | |
|---|---|---|---|
| 土地面積（m2） | 220.8 | 274.2 | 248.9 |
| 土地面積（坪） | 66.9 | 83.1 | 75.4 |
| 土地取得費用（万円） | 1,335.1 | 879.6 | 1,476.3 |
| 土地の坪単価（万円） | 20.0 | 10.6 | 19.6 |
沖縄県 注文住宅 土地代（土地費用）ランキング
沖縄県では土地代にみんなどれくらいの費用を使っているの？
| ランキング | 土地取得費用（万円） |
|---|---|
| 1番目に多い | 600～800（20.0%） |
| 2番目に多い | 800～1,000（11.7%） |
| 3番目に多い | 1,200～1,400（10.0%） |
| 4番目に多い | 1,400～1,600（8.3%） |
| 5番目に多い | 1,600～1,800（8.3%） |
沖縄県 注文住宅 土地広さランキング
沖縄県ではみんなどれくらいの広さの土地を購入しているの？
| ランキング | 土地面積（m2） | 土地面積（坪） |
|---|---|---|
| 1番目に多い | 260～270（8.3%） | 78～81 |
| 2番目に多い | 250～260（6.7%） | 75～78 |
| 3番目に多い | 210～220（6.7%） | 63～66 |
| 4番目に多い | 170～180（6.7%） | 51～54 |
| 5番目に多い | 220～230（5.0%） | 66～69 |
注文住宅の延べ床面積や建設費用
沖縄県 注文住宅 坪単価・費用相場
沖縄県で注文住宅を建てる場合、建設費はどれくらいかかるのでしょうか？
| 全国平均 | 南九州平均 | 沖縄県平均 | |
|---|---|---|---|
| 延床面積（m2） | 112.2 | 109.7 | 113.6 |
| 延床面積（坪） | 34.0 | 33.2 | 34.4 |
| 建設費用（万円） | 2,777.5 | 2,819.7 | 2,826.3 |
| 坪単価（万円） | 81.7 | 84.8 | 82.1 |
メモ
※建築費用は主体工事費、主体工事に付随する電気、給排水、ガス設備、太陽熱温水器の各工事費、設計費、工事監理費、除却工事費、屋外附帯工事費、その他の経費の合計額
坪単価が82.1 万円は結構高めですね。
オプション等々で高価格帯の注文住宅を購入しているようです。
ローコスト住宅なら坪単価が50万円以下で家が建てられるので建設費用が半分ぐらいに抑えられます。
沖縄県 注文住宅 坪巣・延べ床面積ランキング
どれくらいの広さ（延床面積）の家を建てている人が多いの？
| ランキング | 延床面積（m2） |
|---|---|
| 1番目に多い | 95～100（18.3%） |
| 2番目に多い | 85～90（13.3%） |
| 3番目に多い | 105～110（10.0%） |
| 4番目に多い | 115～120（8.3%） |
| 5番目に多い | 110～115（8.3%） |
沖縄県 注文住宅 総費用（所要資金）ランキング
所要資金（土地購入金額＋建設費用）はどれくらいが多いの？
| ランキング | 所要資金（万円） |
|---|---|
| 1番目に多い | 3,800～4,000（10.0%） |
| 2番目に多い | 4,000～4,200（10.0%） |
| 3番目に多い | 4,200～4,400（10.0%） |
| 4番目に多い | 2,800～3,000（8.4%） |
| 5番目に多い | 3,200～3,400（6.7%） |
沖縄県で注文住宅を建てる場合は2,800～4,400万円くらいかかりそうですね！
那覇市・浦添市・宜野湾市・読谷村など沖縄県で土地付き注文住宅を購入した世帯の世帯情報は？
沖縄県で注文住宅を取得した世帯情報
| 全国平均 | 南九州平均 | 沖縄県平均 | |
|---|---|---|---|
| 年齢層 | 37.5 | 36.8 | 40.7 |
| 家族数 | 3.3 | 3.6 | 3.7 |
| 世帯年収（万円） | 611.3 | 573.5 | 826.1 |
沖縄県で注文住宅を取得した世帯情報の年収ランキング
沖縄県で注文住宅を建てた人の世帯年収は、いくらくらいの人が多いの？
| ランキング | 世帯年収（万円） |
|---|---|
| 1番目に多い | 600～700（18.3%） |
| 2番目に多い | 400～500（15.0%） |
| 3番目に多い | 800～900（11.7%） |
| 4番目に多い | 700～800（10.0%） |
| 5番目に多い | 500～600（10.0%） |
ということは、世帯年収が600～700万円あれば沖縄県で土地付き注文住宅が建てられるということですね！
那覇市・浦添市・宜野湾市・読谷村など沖縄県で購入した世帯の手持金（頭金）や借入金額、月々の返済金額は？
頭金・借入金額・月々の返済金額の相場
沖縄県で注文住宅を建てた人の頭金・借入金額・月々の返済金額の平均は？
| 全国平均 | 南九州平均 | 沖縄県平均 | |
|---|---|---|---|
| 頭金（万円） | 447.0 | 397.5 | 551.9 |
| 借入金額（万円） | 3,496.8 | 3,197.4 | 3,635.4 |
| 月々の返済金額（万円） | 11.3 | 10.0 | 11.8 |
| 総返済負担率（％） | 23.7 | 22.6 | 20.2 |
メモ
※総返済負担率（1か月当たり予定返済額／世帯月収）
頭金・借入金額・月々の返済金額ランキング
頭金・借入金額・月々の返済金額はいくらぐらいの金額の人が多いの？
| ランキング | 頭金（万円） | 借入金額（万円） | 月々の返済金額（万円） |
|---|---|---|---|
| 1番目に多い | なし（20.0%） | 3,400～3,600 | 14～15 |
| 2番目に多い | 500～600（16.7%） | 3,800～4,000 | 10～11 |
| 3番目に多い | 300～400（15.0%） | 3,000～3,200 | 8～9 |
| 4番目に多い | 400～500（11.7%） | 2,600～2,800 | 9～10 |
| 5番目に多い | 900～1,000（5.0%） | 4,600～4,800 | 7～8 |
また、住宅ローンは3,400～3,600万円が一番多く、月々の返済は14～16万円が一番多い！
那覇市・浦添市・宜野湾市・読谷村など沖縄県の建売住宅を購入した世帯情報・相場
沖縄県の建売住宅を購入した世帯の購入価格平均は、3,441.5万円
沖縄県の建売住宅を購入した世帯の住宅面積平均は、98.9m2
那覇市・浦添市・宜野湾市・読谷村など沖縄県のマンションを購入した世帯情報・相場
沖縄県のマンションを購入した世帯の購入価格平均は、3,701.1万円
沖縄県のマンションを購入した世帯の住宅面積平均は、73.3m2
まとめ
沖縄県では世帯年収600～700万円の世帯が土地付注文住宅を購入している人が全体の18.3％で一番多い！
沖縄県では頭金『0円』で購入する人が全体の20.0％で一番多い！
土地費用は600～800万円が一番多いのに対して、所要資金では3,800～4,000万円が多いことから、注文住宅の建築費用に3,200万円くらい費やしている人が多いと読み取れます。
床面積は95～100m2（28～30坪）が一番多いので、坪単価は106～114万円くらいの方が多いと読み取れます。
全国的に見ても坪単価がかなり高額になっており、地震への備えで高耐震性住宅や蓄電を考慮した太陽光発電システムなど住宅へのこだわりが伺えます。
現在はローコスト住宅でも十分な耐震性、高気密性、また、長期優良住宅対応の住宅がほとんどですので、そちらを検討すると建築費用を抑えることができます。
例えば、坪単価50万円のローコスト住宅にするだけで、建築費用は1,400（28坪）～1,500万円（30坪）になりますので、土地費用を合わせて2,000～2,300万円まで所要資金を抑えることができます。
ポイント
ローコスト住宅なら2,000～2,300万円まで所要資金を抑えることができる！
注文住宅は、建売住宅やマンションに比べ、間取りや外観など自由に設計できるため金額が高いように思われがちです。
実際に沖縄県で注文住宅を建てた方々の情報を見ると、マンション相場と建売住宅相場より注文住宅相場が割高になってます。
しかし、注文住宅でもローコスト住宅を選択すれば、建売住宅やマンションより価格を抑えて理想の家を建築できることができます。
ローコスト住宅は、十分魅力的な選択肢といえます。
