この記事では、公開されている情報をもとに『ヤマダホームズ』の坪単価や家の価格・費用相場についてまとめています。
ヤマダホームズの坪単価は、他の大手のハウスメーカーと比較してもほぼ平均的な水準にあります。
一方でシリーズごとに坪単価や価格の相場に違いが見られるほか、ヤマダホームズならではのメリットをどれだけ活かすかによって実際の価格に違いが出てきます。
シリーズや建物の規模ごとの坪単価を確認しつつ、実際にどれぐらいの費用がかかるのかを細かくチェックしていく作業が重要になりそうです。
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ヤマダホームズの住宅の特徴について
ヤマダホームズは、2018年にヤマダ・エス・バイ・エル、ヤマダ・ウッドハウス、ハウジングワークスの3つの会社が合併して誕生した会社です。
ヤマダホームズそのものの歴史はまだ新しいのですが、それぞれの会社の歴史と実績を踏襲する形を取っているため70年以上の歴史を持つ会社ともいえます。
住宅の特徴も合併した会社の特徴を引き継いだものとなっており、とくにエス・バイ・エルが得意としていた木質パネル工法とヤマダ・ウッドハウスが得意としていた木造軸組工法を採り入れた住宅が主力となっています。
いずれにしろ、木造建築に強みを持ったハウスメーカーと言えるでしょう。
ヤマダホームズの坪単価について
ヤマダホームズの坪単価は全体的に55万~80万円程度になります。
ヤマダホームズの坪単価に関しては、注文住宅の全体平均の範囲内に収まるため、冒頭で挙げたように平均的な水準にあると言えるでしょう。
ただ安いハウスメーカーなら坪単価40万円台で建てられるところもありますから、ローコスト住宅という観点から見るとそれほど安くはない、と言えます。
一方で後述するようにヤマダ電機のグループ企業だからこその設備の充実や、長期間に及ぶ安全保障といった快適な住まいづくりに役立つメリットを数多く取り揃えており、そのメリットをどれだけ導入した家を建てるかで最終的な坪単価に差が出てきます。
55万~80万円と幅があるのもそのためです。
工法などシリーズごとの建物の造りやこだわりなども見た上で最終的に坪単価が高いかどうかを判断することになるでしょう。
ヤマダホームズの建坪ごとの建築価格と総費用
ここでは実際にヤマダホームズで建築した住宅の建築事例をもとに建坪ごとの坪単価や基本価格をまとめています。
ヤマダホームズの20坪台の価格相場
坪数 | 坪単価 | 基本価格 |
91.50m2(27.6坪) | 90.5万円~108.6万円 | 2,500万円~2,999万円 |
93.36m2(28.2坪) | 70.9万円~88.6万円 | 2,000万円~2,499万円 |
96.47m2(29.1坪) | 68.7万円~85.8万円 | 2,000万円~2,499万円 |
ヤマダホームズの30坪台の価格相場
坪数 | 坪単価 | 基本価格 |
109.13m2(33.0坪) | 90.9万円~106.0万円 | 3,000万円~3,499万円 |
117.58m2(35.5坪) | 56.3万円~70.3万円 | 2,000万円~2,499万円 |
124.41m2(37.6坪) | 93.6万円~106.3万円 | 3,500万円~3,999万円 |
ヤマダホームズの40坪台の価格相場
坪数 | 坪単価 | 基本価格 |
134.97m2(40.8坪) | 49.0万円~61.2万円 | 2,000万円~2,499万円 |
136.25m2(41.2坪) | 60.6万円~72.7万円 | 2,500万円~2,999万円 |
145.61m2(44.0坪) | 68.1万円~79.5万円 | 3,000万円~3,499万円 |
ヤマダホームズの50坪台の価格相場
坪数 | 坪単価 | 基本価格 |
165.50m2(50.0坪) | 50.0万円~59.9万円 | 2,500万円~2,999万円 |
185.69m2(56.1坪) | 53.4万円~62.3万円 | 3,000万円~3,499万円 |
※建築価格(建築総費用)は、本体価格に外構などの「別途工事費用」および登記費用や住宅ローンの手続き費用などの「諸費用」(300万円~400万円が目安)が追加で必要になります。
他社ハウスメーカーとヤマダホームズの坪単価比較
ここではヤマダホームズの坪単価と比較するために、他の大手ハウスメーカーの坪単価を参考までに掲載しています。
ハウスメーカー | 坪単価 |
ヤマダホームズ | 55万円~80万円 |
ウィザースホーム | 40万円~90万円 |
住友不動産 | 45万円~75万円 |
アキュラホーム | 45万円~80万円 |
タマホーム | 35万円~80万円 |
一条工務店 | 50万円~80万円 |
積水ハウス | 60万円~80万円 |
ミサワホーム | 65万円~75万円 |
無印良品の家 | 60万円~90万円 |
ヤマダホームズの平屋の坪単価と費用相場について
ヤマダホームズの平屋の坪単価に関してFelidia(フェリディア)平屋のシリーズが参考になります。
このハウスメーカーでは平家建ての注文住宅にも力を注いでおり、充実した環境で家を建てることができます。
その坪単価は80万円~となっており、このハウスメーカーのシリーズの中でもかなり高め、全体の坪単価の平均の範囲で最も高い水準となっています。
ただ平屋建てにこだわっていることもあり、耐久性や抗菌性、断熱性能など快適な住まいづくりにこだわった性能・技術が導入されています。
ですから少々コストは高くついても理想の平屋建て住宅を建てたい、という方に向いていると言えるでしょう。
ヤマダホームズの3階建ての坪単価と費用相場について
ヤマダホームの3階建ての坪単価を確認する上では、ヤマダホームズが展開している3階建て専用のシリーズが参考になります。
これは「フェリディア3rd」という名称のシリーズで、坪単価は80万円~になります。
こちらもややハイクラス向けのシリーズとなっています。
このシリーズでは単にスペースを確保できる3階建てを建てるのではなく、3階建てにしか作れない空間作りを目指しており、そのこだわりや技術・設備などの影響で坪単価も少々高めとなっているのです。
ですからこの3階建て専用のシリーズの坪単価が高い、と感じた場合には他のシリーズで3階建てを建てることができるか、その場合には坪単価はどの程度になるのかを直接問い合わせるなどして確認してみるとよいかもしれません。
ヤマダホームズの商品別坪単価
平屋建て・3階建ての坪単価のところですでに触れたようにヤマダホームズでは多彩なシリーズを展開しており、それぞれにこだわりが見られます。
まずどのシリーズが自分たちが作りたいマイホームの実現に近いのかをチェックし、そのうえで坪単価から予算の範囲内で実現できるかを見極めていくことになるでしょう。
また、ヤマダホームでは住宅のグレードに合わせてシリーズを展開しているため、どのグレードで家を建てるかによっても坪単価に大きな差が出てくるので注意しましょう。
とくに次に触れるフェリディアはグレードによっていくつかのシリーズにさらに細かく分類できるので注意したいところです。
ヤマダホームズの『フェリディア』の坪単価
フェリディアはヤマダホームズの主力となるシリーズです。
すでに触れた平屋建て専用のフェリディア平屋、3階建て専用のフェリディア3rdのほか、コストパフォーマンスを重視した「フェリディアリミテッド」、2×6構造を採用した「フェリディア2×6」などがあります。
フェリディアシリーズ全体の坪単価としては50万~80万円程度。
主力シリーズということもあって全体平均とほぼ同じ水準です。
ただしすでに挙げた平屋建て、3階建て専用のシリーズが少々高めの水準だったのに対してフェリディアリミテッドでは50万~60万円程度、フェリディア2×6は65万~75万円程度が平均的な数字となっています。
価格相場としては3000万円は用意しておきたいところです。
このシリーズの特徴・おすすめポイントとしてはヒノキを活用した木のぬくもりを重視した家造り、そして防虫効果・防腐効果に優れている点がまず挙げられます。
そして全熱好感型の24時間換気システムを採用することでつねに室内を快適・新鮮な空気に保てる点なども挙げられるでしょう。
ヤマダホームズの『SxLシグマ』の坪単価
S×Lシグマは設計の自由度の高さを重視したシリーズです。
なお、この名称は「S×L構法」というヤマダホームズ独自の技術を採用した工法のことで、非常に優れた耐震性能を備えているのを大きな特徴としています。
注文住宅においては間取りの自由度はもちろん、長く安心して暮らせるための耐久性や災害に強い環境が重要なポイントとなってきます。
このシリーズではその両方を高いレベルで実現することができるでしょう。
地震だけでなく台風に強い点も大きな強みです。
室内の環境に関してはウェネルス断熱と呼ばれる気密断熱性に優れた設備を導入しているほか、空気循環によってリラックスできる空間づくりに役立つウェルネスエアーを採用している点などがおすすめポイントとして挙げられます。
坪単価は65万~80万円程度。設計の自由度が高くなる分、坪単価が少々高めの水準となっています。
2000万~3000万が価格相場の目安となるでしょう。
ヤマダホームズの『エルフォート』の坪単価
エルフォートはヒノキ素材にこだわった家を展開しているシリーズです。
家の強靭性と耐久性を兼ね備えた「新ティンバーメタル工法」を採用することで従来の一般的な木造在来工法に比べてはるかに優れた耐震性能を実現しています。
また、「吹付断熱」という優れた断熱性能を備えた硬質ウレタンフォームを住宅の内部から吹き付ける技術が導入されており、高い断熱・気密性を備えています。
季節を問わず快適な環境を維持し、光熱費を削減するのに役立つでしょう。
最新技術を導入していることもあり、坪単価もやや高め、75~85万円程度が相場となります。
予算も3000万~4000万円クラスは必要になるでしょう。
やや価格が高くなるのを承知のうえで長く快適に暮らすことができるハイクラスの家を建てたい、という方におすすめのシリーズと言えそうです。
ヤマダホームズの『NEXIS』の坪単価
NEXISは災害に強い家造りを強みとしつつ省エネ設備にも優れているシリーズです。
万一災害が起こった時にもライフラインが断絶してしまうことがないよう、さまざまな工夫や設備が採り入れられています。
特徴としては太陽光発電とオフグリッドシステム蓄電池を組み合わせた電力環境が挙げられます。太陽光発電で電力を確保しつつ、蓄電池によって電力を確保することが可能です。
これによって災害時に災害が起こってしまった時にも電力を確保することができますし、太陽光発電ができない夜間に蓄えておいた電力を使用することができます。
万一のときにも安心なだけでなく、光熱費の節約という点でも非常に優れています。
さらに床下に設置するタイプの貯水タンクを蓄えており、万一断水が起こってしまった時にも安心です。
こうした優れた設備を備えていながら坪単価は50万~60万円程度と決して高くはなく、災害に強い家造りを目指している方にとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
価格の相場は3000万円程度でしょうか。
ヤマダホームズの『スーパーフル装備住宅』の坪単価
スーパーフル装備住宅とはその名前の通り日常生活に必要な環境が最初からひと通り揃えられているのが特徴のシリーズです。
家の引き渡しが行われた段階で家電・家具なども揃っているのですぐに新生活をはじめることができます。
家電量販店チェーンのヤマダ電機のグループ会社ならではのシリーズと言えるでしょう。
エアコンも全室に完備、さらにLED照明も採用されています。
もちろん、これらの家電は施主があらかじめ選択肢の中から選ぶことができるのでいざ入居してみたら使い勝手が悪い、デザインがイマイチでガッカリといったこともありません。
そのほか24時間全熱交換型の換気システムや自由な間取り設定を重視した設計など、注文住宅ならではのメリットも揃えられています。
こうした特徴から、選択する家具・家電によって価格が異なる部分があり、坪単価も55万~80万円程度とやや幅があります。
どこまで家具・家電にこだわるかによって総額にも差が出てくるので資金計画の段階でよく家族で話し合うとよいでしょう。
2000万円台後半から3000万円台前半くらいが基本的な相場となるでしょうか。
ヤマダホームズの住宅を選ぶメリット
これまでシリーズごとの特徴を挙げてきたようにヤマダホームズでは商品のラインナップが多彩に取り揃えられているのが魅力です。
注文住宅ともなると理想や条件にこだわりたくなりますから、選択肢が多いというのは間違いなくメリットになるでしょう。
また先述したスーパーフル装備住宅以外のシリーズでも家具・家電をひと通り揃えることができる「スーパーフル装備パック」も用意されており、家具・家電をまとめて揃えることもできます。
しかもこれらの費用も住宅の費用として扱うことで住宅ローンで購入できます。
その分初期費用の負担を最小限に抑えつつ室の高い家を建てるチャンスが得られるでしょう。
ラインナップが豊富な面とも共通してきますが、平屋建て・3階建て専用のシリーズが用意されているため、これらの家を建てたい人にとっても理想の家を実現しやすいハウスメーカーの選択肢となるでしょう。
とくに平屋建て専用のシリーズを用意しているハウスメーカーは限られていますから、ヤマダホームズは欠かせない選択肢となりそうです。
ヤマダホームズの口コミの総評
ヤマダホームズの口コミでは家具・家電をひと通り揃えられる点や多彩なラインナップ、換気システムの導入による快適な環境に関する高評価が見られる一方、スタッフの対応に対する低評価がしばしば見られます。
このマイナス評価をどう捉えるかでこのハウスメーカー全体の評価が変わってくるかもしれません。
ヤマダホームズの良い口コミ
「家を買ってヤマダポイントが貯まるのが素晴らしいと思いました。何しろ高い買い物ですから、ポイントも一気にたまります。それをヤマダ電機での家具・家電の購入に充てれば経済的な負担を抑えることができます」
「24時間全熱交換型の換気システムが素晴らしいと思いました。ジメジメした環境がイヤなので湿気がたまりにくい家にしたかったのですが、ヤマダホームズはそんな要望にしっかり答えてくれました。これなら長く快適・健康に暮らすことができそうです」
「家具・家電をひと通り揃えることができるスーパーフル装備パックを利用しました。自分たちでひと通り家具・家電を集めるとなるとちょっと面倒ですし、落ち着いて新生活をはじめるまでに時間がかかってしまいます。このパックを利用することですぐに新しい生活をスタートさせることができました」
ヤマダホームズの悪い口コミ
「購入した家そのものはとくに不満はないのですが、アフターサービスの対応がちょっと悪すぎるのではないでしょうか。家を売ったらそれでおしまい、といった態度が感じられます。連絡してもなかなか返事が来ないなど、ちょっとこれから心配です」
「わたし自身の経験だけでなく、どうやら他でも似たようなケースがあるようですが、事前の説明と工事に入ってからの状況に齟齬が生じることが多いようです。個人的には完成時期が当初の予定よりもかなり遅くなってしまい、いろいろと不便な思いをさせられました」
「個人的に大きな不満を感じているわけではないのですが、ヤマダホームズの家は「可もなく不可もなく」な感じがします。デザイン、設備など多くの面で及第点をクリアしているのですが、際立って「素晴らしい!」という点がありません。オリジナリティや個性を重視した家を建てたい方には向いていないかもしれません」
総評
全体的に見てヤマダホームズの注文住宅は商品ラインナップが充実しているので好みに合わせて選びやすい点、家電量販店のグループ企業らしく家具・家電を一緒に購入する際に適している点などに強みを持っていると言えそうです。
また、複数のハウスメーカーが合併して誕生した会社ということもあり、工法などの点でも多彩な選択肢を持っており、「こんな家を建てたい」というこだわりを持っている人ほどどのシリーズが向いているのかじっくりと選んでいける点も魅力となるでしょう。
省エネ設備やデザイン性などの点でも一定の評価を得ていますが、一方で「これがヤマダホームズの家らしい点だ!」と言えるような際立った特徴がなく、「家電・家具をひと通り揃えるのに便利、さすが家電量販店のハウスメーカー!」といった評価でまとまってしまう面もあります。
他のハウスメーカーと比較検討する際にはこの点が少々マイナスになってしまうかもしれません。
ヤマダホームズの会社情報
社名 | 株式会社ヤマダホームズ |
所在地 | 群馬県高崎市栄町1番1号 |
設立 | 1951年6月14日 |
---|---|
株主 | 株式会社ヤマダ住建ホールディングス100% (株式会社ヤマダホールディングス100%) |
従業員数 | 単体:2,316 名※連結:2,456 名(2021年2月現在) |
事業内容 | 1. 建設および土木工事一切の設計、施工、請負および監理 2. 不動産の売買、賃貸、管理、鑑定およびその仲介斡旋 3. 家具、内装品、電化製品、住宅設備機器、医療機器、 自動車および日用品雑貨等の売買 4. フランチャイズ加盟店に対する経営指導 5. 前各号に附帯する一切の事業 |
坪単価はハウスメーカーによっても変わる
注文住宅を建てる際には、多くのハウスメーカーの中から、提案されている商品やオプションなどによって一つを選びます。
何を重視してメーカー選びをするかは多種多様ですが、ハウスメーカーごとに目安となる坪単価が異なる点は念頭に入れておきたいものです。
ハウスメーカーは、坪単価によってローコスト系とミドルコスト系、そしてハイコスト系に分類できます。それぞれ、どのぐらいの坪単価が目安となり、どんな特徴があるのでしょうか。
ローコスト系ハウスメーカーの坪単価
ローコスト系ハウスメーカーの中には、タマホームのように全国展開しているメーカーもあれば、地域密着型の工務店まで様々です。
坪単価の目安としては30万円~50万円程度で、大手ハウスメーカーの平均となる70万円~80万円と比べると、リーズナブルな価格で住宅を建てられます。
これは坪単価なので、住宅の面積によって実際にかかる建物販売価格は異なります。
しかし多くの場合、1,000万円から2,000万円ぐらいの建物価格に設定されているケースが多く、初めて住宅を購入する人が検討したいタイプの住宅と言えるでしょう。
ローコスト系ハウスメーカーの住宅は、インテリアや間取りなどに関してのカスタマイズ選択肢が少ないという特徴があります。
すでに決められている間取りやインテリアをそのまま受け入れられる人なら、ローコスト系ハウスメーカーの注文住宅でも、十分に満足できる可能性は高いでしょう。
ただし、住む人のライフスタイルやこだわりに合わせてカスタマイズしたい人にとっては、選択肢が少ないという点で物足りなく感じるかもしれません。
ミドルコスト系ハウスメーカーの坪単価
ミドルコスト系ハウスメーカーの坪単価は、約50万円~60万円ぐらいが目安となります。
全国展開しているメーカーなら、ヤマダホームズや一条工務店などが該当するでしょう。
ミドルコスト系のメーカーは、ローコスト系の住宅と比較すると設備が充実していることが多いです。
大手メーカーの坪単価よりも若干リーズナブルなので、満足度が高い住宅をお買い得な価格で建てられる点が、ミドルコスト系の最大の魅力です。
デメリットは、ローコスト系と同様に、カスタマイズ性がそれほど充実していないという点があげられます。
完全フリースタイルで住宅を建てたい人にとっては、ミドルコストでも十分な満足度を得られないかもしれません。
ハイコスト系ハウスメーカーの坪単価
ハイコスト系は、大手ハウスメーカーが多く、坪単価は70万円以上が目安です。
メーカーごとに複数の商品をラインナップしており、それぞれ坪単価は異なります。
しかし、ハイコスト系ハウスメーカーの中でも定番商品や主力商品となっている商品の多くは、坪単価は70万円~80万円程度に抑えられていることが多く、オプションを装備することで坪単価が高くなる仕組みとなっています。
ちなみに、ハイコスト系のハウスメーカーの中でも全国展開しているメーカーだと、ヘーベルハウスや住友林業あたりが該当します。