この記事では、公開されている情報をもとに『フィアスホーム』の坪単価や家の価格・費用相場についてまとめています。
フィアスホームは、2017年にLIXILグループの住宅部門を統合して誕生したハウスメーカーで、LIXIL住宅研究所が運営しています。
政府による住宅対策を先取りした設計や設備を採用することをモットーとしており、永く住み継がれる家を提供することを使命としています。
高級志向の住宅を手に入れたい人に高い人気があり、ハイエンドな住宅でも坪単価は比較的リーズナブルです。
坪単価が近いハウスメーカー
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フィアスホームの住宅の特徴について
フィアスホームは省エネ住宅に力を入れており、2012年から7年間連続して「ハウス・オブ・ザ・イヤー・インエナジー」で特別優秀賞や特別有償企業賞を受賞しています。
リクシル傘下の全国規模で展開するフランチャイズのハウスメーカーですが、大手メーカーと比較すると店舗数が少ないため、知名度という点ではイマイチかもしれません。
環境エネルギー問題へ真摯に取り組むフィアスホームの姿勢や工夫は、一つ一つの住宅にも反映されています。
住宅が持つ基本的な性能を高めながら、住む人の安全性や快適性、そしてエコロジーな性能性も妥協しない時代作りを目指します。
フィアスホームでは、コンセプトホームを展開しているという特徴があります。
これは、ほかの企業とコラボした住宅づくりに取り組むというもので、これまでに、2008年には電気自動車とのコラボ、2011年にはロボットとのコラボを実現しています。
フィアスホームの坪単価について
フィアスホームの坪単価は、商品や設備、オプションによって異なりますが、45万円~70万円程度が相場となっています。
住宅を建設する際には、この坪単価と住宅の広さを単純に掛け合わせることで目安が分かるでしょう。
例えば40坪の住宅なら、住宅建設費用は1,800万円~3,000万円程度を見積もる必要があります。
この坪単価は、全国に展開している大手ハウスメーカーと比較するとリーズナブルです。
ローコストハウスメーカーよりは若干単価は高めですが、住宅の質や導入されている設備や機能を総合的に比較すると、高性能な住宅をできるだけリーズナブルに建てたいという人にとってはおすすめのハウスメーカーと言えます。
フィアスホームの建坪ごとの建築価格と総費用
ここでは実際にフィアスホームで建築した住宅の建築事例をもとに建坪ごとの坪単価や基本価格をまとめています。
フィアスホームの20坪台の価格相場
坪数 | 基本価格 | 総費用 |
20坪(66.0m2) | 900万円~1,400万円 | 1,300万円~1,800万円 |
24坪(79.2m2) | 1,080万円~1,680万円 | 1,480万円~2,080万円 |
28坪(92.4m2) | 1,260万円~1,960万円 | 1,660万円~2,360万円 |
フィアスホームの30坪台の価格相場
坪数 | 基本価格 | 総費用 |
30坪(99.0m2) | 1,350万円~2,100万円 | 1,750万円~2,500万円 |
34坪(112.2m2) | 1,530万円~2,380万円 | 1,930万円~2,780万円 |
38坪(125.4m2) | 1,710万円~2,660万円 | 2,110万円~2,840万円 |
フィアスホームの40坪台の価格相場
坪数 | 基本価格 | 総費用 |
40坪(132.0m2) | 1,800万円~2,800万円 | 2,200万円~3,200万円 |
46坪(151.8m2) | 2,070万円~3,220万円 | 2,470万円~3,620万円 |
他社ハウスメーカーとフィアスホームの坪単価比較
ここではフィアスホームの坪単価と比較するために、他の大手ハウスメーカーの坪単価を参考までに掲載しています。
ハウスメーカー | 坪単価 |
フィアスホーム | 45万円~70万円 |
へーベルハウス | 80万円~150万円 |
ミサワホーム | 60万円~110万円 |
セキスイハイム | 60万円~120万円 |
三井ホーム | 80万円~110万円 |
積水ハウス | 80万円~105万円 |
土屋ホーム | 65万円~75万円 |
ヤマダホームズ | 55万円~80万円 |
ウィザースホーム | 40万円~90万円 |
住友不動産 | 45万円~75万円 |
アキュラホーム | 45万円~80万円 |
タマホーム | 35万円~80万円 |
一条工務店 | 50万円~80万円 |
無印良品の家 | 60万円~90万円 |
フィアスホームの平屋(アリエッタ平屋)の坪単価と費用相場について
フィアスホームで平屋を建てたい人は、まずアリエッタHIRAYAが選択肢となります。
この商品は、平屋という特徴をフル活用し、天井に購買をつけることで開放的な空間づくりを実現しています。
閉塞感を感じないのびやかな空間は、住む人全員に快適さを与えてくれるでしょう。
大きな一つの空間をコンセプトとしているHIRAYAなら、家族それぞれがリラックスしたプライバシーを維持しながらも、つながりや共有する時間を大切にできます。
アリエッタHIRAYAは、フィアスホームの中でもスタンダードなアリエッタラインに分類されています。
アリエッタHIRAYAの坪単価は50万円から65万円程度を見積もる必要があるでしょう。
これは他のローコストハウスメーカーと類似する坪単価ですが、HIRAYAに採用されている設備や機能は優秀です。
高気密と高断熱な仕様をモットーとしており、フル3Dウィンドウを標準装備することで自然の光や風を効率的に取り込むことができます。
また、冷暖房の効率性も良く、光熱費の節約効果も期待できるでしょう。
そんなハイスペックHIRAYAのこの坪単価は、大きな魅力と言えます。
フィアスホームの3階建て(アリエッタ・イクス)の坪単価と費用相場について
フィアスホームの中でも3階建ての住宅を考えている人にオススメなのは、アリエッタ・イクスです。
これは狭小住宅を想定した住宅づくりを商品化したもので、横に広げることが難しい居住空間を縦方向に伸ばすことによって、開放感や快適な住まいづくりに貢献しています。
例えば、屋上にバルコニーガーデンを設置できるなど、ほかの商品にはないオプションもラインナップされているのが特徴です。
アリエッタ・イクスは、徹底した省エネ仕様が標準装備されています。
ガラスにはエコガラスが採用されて、断熱パネルのEパネルを装備することで気密性を高めています。
さらに24時間換気システムを導入することで、狭い住宅でも室内を快適に維持できます。
ハイスペックなアリエッタ・イクスの坪単価は、50万円~60万円程度が目安です。
標準装備されている仕様だけでもこのぐらいの坪単価という点は、ほかのローコストハウスメーカーの住宅と比較すると、コスパがとても良いと言えるでしょう。
オプションも多くあり、ニーズや希望に応じて選べます。
フィアスホームの二世帯住宅(アリエッタNS)の坪単価と費用相場について
フィアスホームでは2世帯住宅も取り扱っており、アリエッタNSが商品としてラインナップされています。
フィアスホームの2世帯住宅は、親世帯と子世帯がそれぞれのライフスタイルやライフステージを大切にしながら、互いに良い距離感でコミュニケーションをとれる間取りとなっている点が大きな特徴です。
アリエッタNSの外観は和風テイストのジャパニーズモダンか、都会的テイストなオーセンティックかを選択できます。
どちらも人気が高く、住む人希望で選べます。
アリエッタNSはパネル工法の木造住宅で、一般的な木造住宅よりも頑丈な構造をしています。
さらに屋根部分には太陽光パネルを装備することで、省エネ対策や自然災害対策としている点が特徴です。
その他にも、花粉やハウスダストを除去できるクリーンエントランスなどのスペックも標準装備しており、ハイスペックな仕様となっています。
アリエッタNSの坪単価は他の商品と比較して若干高めの60万円から70万円程度が必要でしょう。
フィアスホームの商品別坪単価
フィアスホームからラインナップされている商品は複数あり、それぞれ特徴が異なります。
すべての商品において高気密で高断熱というハイスペックな仕様となっているものの、商品ごとに特徴的な仕様も多く採用されています。
ここでは、商品ごとの坪単価をご紹介します。
フィアスホームの『アリエッタ』の坪単価
アリエッタは、フィアスホームがラインナップする商品の中でも最もスタンダードな商品で、価格相場も手が届きやすい価格帯となっているのが特徴です。
坪単価は他の商品よりもリーズナブルで、目安としては50万円~65万円程度です。
30坪の住宅なら、住宅建設にかかる費用は1,500万円~1,950万円ぐらいが価格相場となるでしょう。
アリエッタの特徴は、外観がソフトな雰囲気で、どんな街や周辺環境にもなじみやすいという点があげられます。
和風過ぎず都会的過ぎず、和風モダンな外観が好きな人にとっては、アリエッタはぜひおすすめです。
設備には高気密・高断熱仕様が標準仕様で、住む人の快適さを確保しています。
フィアスホームの『アリエッタDS』の坪単価
アリエッタDSは、高気密・高断熱な住宅の中でも世界基準に沿った仕様となっている点が大きな特徴です。
年間を通して、どんな気候や風土でも快適に暮らせるような仕様や設備が標準装備されており、高い人気があります。
アリエッタDSの坪単価は70万円程度でアリエッタよりも高めです。
しかしこれは、仕様のスペックがアリエッタよりもさらに優秀だからと言えるでしょう。
30坪の住宅なら、住宅建設にかかる費用は2,100万円程度が目安となります。
アリエッタDSに装備されているスペックには、Eパネルと外断熱のW断熱に加え、遮熱シートやトリプルガラス樹脂サッシなど、業界トップレベルの技術や設備が駆使されています。
オプションも多くありますが、選択することで坪単価は70万円超となることが少なくありません。
フィアスホームの『アリエッタVERDEA』の坪単価
フィアスホームでは、政府が推進しているZEH基準に沿った商品もラインナップしています。
それがアリエッタVERDEAです。
これはZEH基準をクリアした高気密・高断熱な住宅で、販売がスタートしたのは2018年です。
商品としては比較的新しい点が特徴ですが、人気が高く、多くの注文がすでに入っています。
アリエッタVERDEAは、ほかの商品と比較して坪単価はリーズナブルな50万円程度に抑えられている点が特徴です。
無駄を省いて必要最低限の設備にはこだわりたいという人にオススメで、予算がタイトな人にとっても一押しの商品です。
30坪の住宅なら1,500万円ぐらいが目安となります。
フィアスホームの住宅を選ぶメリット
フィアスホームには、たくさんのメリットがあります。
1つ目のメリットは、高性能な住宅だという点です。
高気密で高断熱がすべての商品の標準仕様となっており、UA値は0.27、そしてC値は0.43を実現しています。
これは、大手ハウスメーカーと肩を並べる高性能さですが、フィアスホームなら坪単価は大手ハウスメーカーよりもずっとリーズナブルです。
その他にも、複数の木造工法を組み合わせることで耐衝撃性を高めており、耐震等級なら3に対応しています。
住宅設備はすべてLIXIL製品にまとめられている点も人気です。
2つ目のメリットは、間取りがフレキシブルという点です。
自由度が高く、住む人の希望を取り入れやすい間取りがラインナップされています。
リーズナブルな坪単価でもこだわりを反映させたい人には、ぜひおすすめです。
3つ目のメリットは、長期保証が無料でついてくるという点です。
無料の初期保証は20年間で、地盤保証も20年間ついています。
フィアスホームの口コミの総評
フィアスホームは、これまでたくさんの人のマイホームづくりに貢献してきました。
実際にフィアスホームで住宅を建設した人は、どのような感想を持っているのでしょうか。
ここでは、良い口コミと悪い口コミをご紹介します。
スタッフが親切で丁寧なので安心して任せられます!
限られた予算の中でもできるだけ希望を反映させたくて、たくさんのハウスメーカーに相談に行きました。
その中でもフィアスホームはスタッフの対応がとても親切・丁寧で、話しやすい雰囲気があったという点が、一番の決め手です。
プランや間取りを変更する際には、設計士や社長さんなどもお手伝いしてくれて、気持ちよく変更に応じてくれたりアドバイスをいただけました。
僕たちがフィアスホームにお世話になったのは5年ほど前になりますが、アフターケアも行き届いていて、定期的に連絡をくれます。
実際に住宅建設の際に工事に来てくれた職人さんも、メンテナンスに来る職人さんも、皆さん良い人ばかりです。
フィアスホームを選んで本当に良かったです。
確かにリーズナブルですが高級感にかける。
10年ほど前に、フィアスホームで住宅を建てました。
当時は予算が限られており、できるだけ予算内で収まりながらも高性能でハイスペックな住宅が欲しくて、フィアスホームを選びました。
住宅の性能や快適さという点では、新築の時から現在まであまり不満はありません。
ただフィアスホームで一つだけ後悔しているのは、高級感にかけるという点です。
リーズナブルな坪単価なので高級感を求めるのは間違いかもしれませんが、住宅の外観がローハウスメーカーらしい雰囲気で、決して豪華さや洗練された高級感を醸し出しているというわけではないです。
住宅を建設するエリアによっては、外観のオプションを多くつけて高級感を演出するのが良いかなという気がします。
総評
フィアスホームで実際に住宅を建てた人たちの口コミでは、スタッフの対応が丁寧で、住宅の性能がとても良いというプラスの口コミがとても多く、これがフィアスホームのメリットにつながっていると言えます。
ローハウスメーカーよりは坪単価が高めのフィアスホームですが、やはり高級さを前面に押し出した商品ラインナップではないため、見た目の豪華さを求めたい人にとっては、不満に感じることはあるのかもしれません。
しかし、性能や仕様の面では好評で、特に高気密・高断熱なスペックに関しては大満足というユーザーばかりです。
これからフィアスホームで住宅を建設するなら、希望をどこまで実現できるか、また外観がどんな仕上がりになるかという点をシミュレーションしたうえで判断するのが良いでしょう。
フィアスホームの会社情報
社名 | 株式会社LIXIL住宅研究所 (フィアスホームカンパニー) |
所在地 | 〒136-8535 東京都江東区大島2-1-1 |
事業内容 | 建築業に対する技術援助、コンサルタントに関する事業 |
坪単価はハウスメーカーによっても変わる
注文住宅を建てる際には、多くのハウスメーカーの中から、提案されている商品やオプションなどによって一つを選びます。
何を重視してメーカー選びをするかは多種多様ですが、ハウスメーカーごとに目安となる坪単価が異なる点は念頭に入れておきたいものです。
ハウスメーカーは、坪単価によってローコスト系とミドルコスト系、そしてハイコスト系に分類できます。
それぞれ、どのぐらいの坪単価が目安となり、どんな特徴があるのでしょうか。
ローコスト系ハウスメーカーの坪単価
ローコスト系ハウスメーカーの中には、タマホームのように全国展開しているメーカーもあれば、地域密着型の工務店まで様々です。
坪単価の目安としては30万円~50万円程度で、大手ハウスメーカーの平均となる70万円~80万円と比べると、リーズナブルな価格で住宅を建てられます。
これは坪単価なので、住宅の面積によって実際にかかる建物販売価格は異なります。
しかし多くの場合、1,000万円から2,000万円ぐらいの建物価格に設定されているケースが多く、初めて住宅を購入する人が検討したいタイプの住宅と言えるでしょう。
ローコスト系ハウスメーカーの住宅は、インテリアや間取りなどに関してのカスタマイズ選択肢が少ないという特徴があります。
すでに決められている間取りやインテリアをそのまま受け入れられる人なら、ローコスト系ハウスメーカーの注文住宅でも、十分に満足できる可能性は高いでしょう。
ただし、住む人のライフスタイルやこだわりに合わせてカスタマイズしたい人にとっては、選択肢が少ないという点で物足りなく感じるかもしれません。
ミドルコスト系ハウスメーカーの坪単価
ミドルコスト系ハウスメーカーの坪単価は約50万円~60万円ぐらいが目安となります。
全国展開しているメーカーなら、ヤマダホームズや一条工務店などが該当するでしょう。
ミドルコスト系のメーカーは、ローコスト系の住宅と比較すると設備が充実していることが多いです。
大手メーカーの坪単価よりも若干リーズナブルなので、満足度が高い住宅をお買い得な価格で建てられる点が、ミドルコスト系の最大の魅力です。
デメリットは、ローコスト系と同様に、カスタマイズ性がそれほど充実していないという点があげられます。
完全フリースタイルで住宅を建てたい人にとっては、ミドルコストでも十分な満足度を得られないかもしれません。
ハイコスト系ハウスメーカーの坪単価
ハイコスト系は、大手ハウスメーカーが多く、坪単価は70万円以上が目安です。
メーカーごとに複数の商品をラインナップしており、それぞれ坪単価は異なります。
しかし、ハイコスト系ハウスメーカーの中でも定番商品や主力商品となっている商品の多くは、坪単価は70万円~80万円程度に抑えられていることが多く、オプションを装備することで坪単価が高くなる仕組みとなっています。
ちなみに、ハイコスト系のハウスメーカーの中でも全国展開しているメーカーだと、ヘーベルハウスや住友林業あたりが該当します。