この記事では、公開されている情報をもとに『住友林業』の坪単価や家の価格・費用相場についてまとめています。
国内での実績、歴史の長さの点でトップクラスを誇る住友林業は、高級感の高い住宅を提供すると評判です。
日本の気候や景観に調和した家造りをしていて、あらゆる層からの支持が厚いハウスメーカーでもあります。
さらに詳しい特徴と共に、坪単価がどのくらいになるのか確認してみましょう。
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住友林業の住宅の特徴について
名称からも分かるように、元々は林業を行っていた企業で、木材にこだわっているのが特徴のハウスメーカーです。
特に国産木材を厳選して、良質の建材を使った家造りをしています。
国産木材は輸入材と比べるとかなり割高なのですが、独自の流通ルートを持っているため、質の割に単価が安いのがメリットです。
木のぬくもりを感じられる優しいデザインも特徴となっています。
上手に木肌を見せることで自然な雰囲気を作り上げ、落ち着ける空間を演出しています。
同時に「きづれパネル」という独自の耐震壁を採用していて、地震にも強い住宅です。
重厚な造りで断熱・気密性を高めることによって、暖房や冷房コストを下げることができます。
住友林業の坪単価について
住友林業の坪単価は60万円から100万円くらいとなっています。
他のハウスメーカーと比べると、多少高めの設定と感じることもあるでしょう。
平均的な日本の住宅は40坪ちょっとですので、本体価格はだいたい3,000万円前後が相場となります。
このハウスメーカーでは、いくつものブランドを提供していて、それぞれにコンセプトや仕様、そして坪単価も変わってきます。
60万円から100万円という幅のある価格帯であるのも、ここに理由があります。
設備やデザインに関係したオプションを付けることで、シリーズ標準の価格よりも高くなることにも注意しましょう。
住友林業の建坪ごとの価格相場と総費用
ここでは実際に住友林業で建築した住宅の建築事例をもとに建坪ごとの坪単価や基本価格をまとめています。
住友林業の20坪台の価格相場
坪数 | 坪単価 | 基本価格 |
75.34m2(22.7坪) | 88.1万円~110.0万円 | 2,000万円~2,499万円 |
94.40m2(28.5坪) | 87.7万円~105.2万円 | 2,500万円~2,999万円 |
住友林業の30坪台の価格相場
坪数 | 坪単価 | 基本価格 |
110.13m2(33.3坪) | 90.1万円~105.1万円 | 3,000万円~3,499万円 |
113.86m2(34.4坪) | 87.2万円~101.7万円 | 3,000万円~3,499万円 |
121.31m2(36.6坪) | 81.9万円~95.6万円 | 3,000万円~3,499万円 |
住友林業の40坪台の価格相場
坪数 | 坪単価 | 基本価格 |
140.52m2(42.5坪) | 82.3万円~94.0万円 | 3,500万円~3,999万円 |
157.26m2(47.5坪) | 73.7万円~84.2万円 | 3,500万円~3,999万円 |
他社ハウスメーカーと住友林業の坪単価比較
ここでは住友林業の坪単価と比較するために、他の大手ハウスメーカーの坪単価を参考までに掲載しています。
ハウスメーカー | 坪単価 |
住友林業 | 60万円~150万円 |
へーベルハウス | 80万円~150万円 |
ミサワホーム | 60万円~110万円 |
セキスイハイム | 60万円~120万円 |
三井ホーム | 80万円~110万円 |
積水ハウス | 80万円~105万円 |
土屋ホーム | 65万円~75万円 |
ヤマダホームズ | 55万円~80万円 |
ウィザースホーム | 40万円~90万円 |
住友不動産 | 45万円~75万円 |
アキュラホーム | 45万円~80万円 |
タマホーム | 35万円~80万円 |
一条工務店 | 50万円~80万円 |
無印良品の家 | 60万円~90万円 |
住友林業の平屋の坪単価と費用相場について
住友林業では、どのブランドでも平屋に対応しています。
たとえば、「Grand Life」、「GRAND LIFE Terrace Style」では、平屋に向いている設計となっていてゆとりがあり、デザイン性にも優れています。
コンセプトによって多少差はありますが、標準的な坪単価は80万円から90万円というところです。
平屋の場合は、同じシリーズであっても2階建て仕様よりも坪単価が高くなる傾向が見られます。
しかし、「Grand Life」などの平屋は開放感のある間取りと、落ち着いた内装で平屋ならではの良さを楽しめるのが魅力です。
住友林業の3階建ての坪単価と費用相場について
住友林業は木造でありながらも耐震性の高い3階建て住宅を提供しています。
「PROUDIO」ブランドがその一つで、狭い土地面積を最大限有効活用して、十分な収納スペースやゆとりのある間取りを実現できるのが魅力です。
「PROUDIO」シリーズの坪単価は、平均で60万円から70万円程度となっています。
床面積が広くなるために坪当たりのコストが下がるということもあって、住友林業の中でもコスパの良いブランドと言えます。
また、他のハウスメーカーの3階建て住宅と比べても、質の高さの割に低価格でお買い得感が高いのでおすすめです。
住友林業の二世帯住宅の坪単価と費用相場について
住友林業では、二世帯で住むことを想定したシリーズを用意していて、「ikiki(イキキ)」という名称で展開しています。
木の温かさを感じられる落ち着いたデザインを施していることや、バリアフリー対応を含めて高齢者に優しい造りとなっています。
「ikiki(イキキ)」シリーズの坪単価は70万円から90万円くらいとなっています。
二世帯住宅だと通常はキッチンやバス、トイレなどの設備を2セット設けますので、その分設備費がかかります。
また、設計によっては二階に直接上がることができる外階段を作ることもあります。
こうしたこともあって、通常の仕様よりも多少高めの設定です。
家族同士がつながりやすい導線など、二世帯住宅ならではの工夫がなされているのがおすすめポイントです。
住友林業の商品別坪単価
住友林業は家族構成やライフスタイルなどに合わせて理想のマイホームを作れるように、いくつものコンセプトシリーズを提供しています。
どのシリーズも上質の木材を使用して、安全性の高い構造となっているのは同じです。
それでも、外装タイルなど、その他の建材や設備の違いがありますので、坪単価も大きく変わってきます。
それぞれのブランドの特徴を押さえながら、坪単価の違いに注目して自分たちの希望を叶える家を選びましょう。
住友林業の『My Forest BF』の坪単価
住友林業の「My Forest BF」は、ビッグフレーム工法というものを採用していて、木造でありながらも広々とした部屋を作れるのが特徴です。
そのため、リビングなどは非常に開放感があって、ゆとりのある設計ができます。
この「My Forest BF」の坪単価は80万円から90万円というところです。
全体の中でも高めのグレードで、上質の家を求める人にぴったりです。
My Forest BFは高級感のあるデザインが魅力で、木彫りの飾りや高級木材を見せる内装などは、誰が見ても魅力を感じる造りです。
設計の自由度が高いので、家族構成や自分たちのこだわりに合わせて間取りを決められるのもおすすめの点です。
住友林業の『FOREST SELECTION BF』の坪単価
住友林業の「FOREST SELECTION BF」は、非常に外観など多くの選択肢の中から仕様を選べるシリーズで、気軽に自分好みの家にできるのが特徴です。
「FOREST SELECTION BF」の坪単価は70万円から80万円台となっています。
他のシリーズと比較するとお得感が強いのがメリットです。
耐震性の強い構造を採用していますので、災害が多い地域でも安心して建てられると人気です。
外壁の建材などを何種類から選んでいき、希望する間取りに合わせていくという設計の仕方なので、効率よく家造りができるのがメリットです。
セラミックトップのシステムキッチンや、住友林業ならではの無垢材フローリングなどの高級仕様でありながら、控えめの坪単価ですのでコストの良さを求める人におすすめです。
住友林業の『和楽』の坪単価
住友林業の「和楽」の坪単価は70万円台後半から80万円台というところです。
この「和楽」シリーズの最大の特徴は、和テイストの家造りができるということです。
純和風の伝統的な工法とデザインを施したものや、和テイストを現代風にアレンジした和モダンのデザインとがあります。
住友林業はもともと伝統的な工法を得意としているハウスメーカーですので、和楽はこの会社の魅力を最大限生かせるシリーズとも言えます。
落ち着いた美しい外観と、どっしりとした重厚感のなる内装がおすすめポイントです。
伝統工法を使っていますが、耐震性を確保するための最新技術も使われていて、安心して毎日を過ごせるのも特徴です。
住友林業の『BF-耐火』の坪単価
住友林業の「BF-耐火」の坪単価は80万円から90万円程度が一般的です。
40坪の床面積であれば、設備オプションも含めて3,000万円台後半となることが多いです。
この「BF-耐火」シリーズは、名前からも分かるように耐火性能を高めた工法と建材を使っているのが特徴です。
そのため、防火地域に指定されているエリアで住宅を建てる時にチョイスできます。
外壁には耐火性能が非常に高い資材を採用し、財産と家族を守ることができます。
耐火性能だけでなく、ビッグフレーム工法を使った自由度の高い間取り設計も特徴的です。
オープンスペースを作りやすく、ゆとりのある空間を作れます。
また、家族構成によって部屋の配置や大きさを自由に設計できるため、家族の絆を強める家造りができるのも魅力です。
住友林業の住宅を選ぶメリット
住友林業の住宅は、やはり木の美しさを味わうのに最適です。
国産木材は木目の美しさが際立ちますので、和室や天井の梁などで木肌を見せるように施工すると内装の豪華さに貢献してくれます。
独特の温もりがありますので、自宅に帰ってきて落ち着いた時間を過ごしたいという家族にぴったりです。
また、質の高い木材を厳選している上に、最新技術を用いた軸組構造を採用しているため、耐震性が高いのもメリットです。
リビングなどを広く取ることができるのにも関わらず、揺れに強く堅牢な造りですので機能性と安全性を両立できているのが素晴らしいところです。
住む人の目線で家造りをしている点にも注目できます。
たとえば、在宅ワークをすることを想定したワークスペースの設定をしやすいことや、二世帯であれば室内でも遮音性の高い構造を採るなどの配慮がなされています。
見た目だけでなく、実際に住んでみてその快適さを実感できる家で、機能性を重視した住宅を求める人にぴったりです。
住友林業の口コミの総評
住友林業に関する口コミを概観してみると様々な意見があることに気付きます。
やはり高級感があって質の高い住宅となるという好意的な意見と共に、価格が高いといった感想もあります。
そのどちらも公平に確認して住宅選びの参考にしたいものです。
住友林業の良い口コミ
「老後の生活も考えて夫婦でのんびりと過ごせる平屋を探していました。とても落ち着いたインテリアで高級感が強いので、家にいるのが楽しくなります。床を無垢のフローリングにしてもらったので、独特の感触の良さがあって裸足で毎日過ごしています。住友林業さんに頼んで良かったと思っています。」
「私たちの要望を細かく聞いてくださって、理想の家になるよう設計してくださいました。自宅でテレワークをすることや、子どもたちが遊べるスペースを作ることなど、細かい注文を出しました。注文をその通りこなすだけでなく、プロならではの提案をしてくださって、より良い家になったと思います。」
「見た目の良さに惹かれて選びました。和風の雰囲気を出しながらも、古臭くなく現代的な感じの家が良いと思っていましたが、ちょうど住友林業さんのデザインコンセプトにぴったりでした。外観も内装も質感が高くて、愛着の持てる家になったと感じています。設備も使いやすくて見た目もかっこいいので、家事をするのも楽しくなります。」
住友林業の悪い口コミ
「いくつかのハウスメーカーと同時並行で、簡単な設計と見積もりを出してもらいながら決めました。ほぼ同じ間取りでも、住友林業は結構高いなと感じました。1割から2割くらいは見積額が高かったように思います。もちろん、その分いい木材を使っているなどのメリットがあるのでしょうが、予算に収めるのは結構厳しかったです。」
「木を多用して柔らかい感じのデザインにするというのはいいのですが、私にはちょっと木の感じが前面に出過ぎているのでイマイチでした。フローリングも無垢でいかにも木という感じなのに、一部の壁や梁も木が見えているので、多少しつこいように感じてしまいます。多分、年数が経って色が落ち着いてきたら違った感じになるのでしょう。」
「事前の調査などに費用がかかるのは困りました。建設予定の土地の調査とプランを作ってもらうのが、有料になってしまうということで、ある程度決意してから依頼しないといけませんでした。無料でプランを作ってもらえるハウスメーカーが多い中、それなりの費用がかかる事前準備を頼むのはリスクがあるのかなと思います。」
総評
住友林業の魅力は、上質の木材を使い丁寧に施工するところにあります。
高級感のある美しさと落ち着いた雰囲気の空間を持てますので、家の中で過ごす時間が上質のものとなります。
耐震性やエコ性能なども高めていて、安心安全の住まい造りがなされているところも評価できます。
高級な住宅であるという点は、坪単価が高いという面も生んでいます。
それぞれのシリーズの標準的な価格に加えて、設備関連のオプションを加えると思っていた以上に工費が高くなってしまうことがあります。
じっくりと打ち合わせを重ねて、自分たちの要望を活かしつつも無駄を省いてコストを下げられるようにすることが大事です。
事前調査の費用もかかりますので、他のハウスメーカーとの比較をする際には、依頼する順番を考えて行うことで無駄なく依頼できます。
住友林業の会社情報
社名 | 株式会社住友林業 |
本社所在地 | 〒100-8270 東京都千代田区大手町一丁目3番2号(経団連会館) |
設立 | 1691年(元禄4年) |
---|---|
資本金 | 50,064百万円 |
事業内容 | 資源環境事業 国内の社有林事業、ニュージーランドおよび東南アジアにおける植林事業、森林アセットマネジメント事業、再生可能エネルギー分野の発電事業等 木材建材事業 国内外から良質な木材・建材を仕入・販売する流通事業、国内外における建材製造事業、海外での流通事業等 海外住宅・不動産事業 米国、豪州、東南アジアなど環太平洋地域を中心とした事業エリアにおける戸建住宅の建築・販売事業、集合住宅や商業複合施設の開発事業等 住宅・建築事業 戸建注文住宅事業、戸建分譲住宅事業、中大規模木造建築事業、賃貸住宅事業、リフォーム事業、不動産管理・仲介業、外構・造園事業等 生活サービス事業 介護付有料老人ホームの運営事業、宿泊事業、ゴルフ場運営、住宅顧客を主な対象とする保険代理店業などの各種サービス事業等 |
坪単価はハウスメーカーによっても変わる
注文住宅を建てる際には、多くのハウスメーカーの中から、提案されている商品やオプションなどによって一つを選びます。
何を重視してメーカー選びをするかは多種多様ですが、ハウスメーカーごとに目安となる坪単価が異なる点は念頭に入れておきたいものです。
ハウスメーカーは、坪単価によってローコスト系とミドルコスト系、そしてハイコスト系に分類できます。
それぞれ、どのぐらいの坪単価が目安となり、どんな特徴があるのでしょうか。
ローコスト系ハウスメーカーの坪単価
ローコスト系ハウスメーカーの中には、タマホームのように全国展開しているメーカーもあれば、地域密着型の工務店まで様々です。
坪単価の目安としては30万円~50万円程度で、大手ハウスメーカーの平均となる70万円~80万円と比べると、リーズナブルな価格で住宅を建てられます。
これは坪単価なので、住宅の面積によって実際にかかる建物販売価格は異なります。
しかし多くの場合、1,000万円から2,000万円ぐらいの建物価格に設定されているケースが多く、初めて住宅を購入する人が検討したいタイプの住宅と言えるでしょう。
ローコスト系ハウスメーカーの住宅は、インテリアや間取りなどに関してのカスタマイズ選択肢が少ないという特徴があります。
すでに決められている間取りやインテリアをそのまま受け入れられる人なら、ローコスト系ハウスメーカーの注文住宅でも、十分に満足できる可能性は高いでしょう。
ただし、住む人のライフスタイルやこだわりに合わせてカスタマイズしたい人にとっては、選択肢が少ないという点で物足りなく感じるかもしれません。
ミドルコスト系ハウスメーカーの坪単価
ミドルコスト系ハウスメーカーの坪単価は約50万円~60万円ぐらいが目安となります。
全国展開しているメーカーなら、ヤマダホームズや一条工務店などが該当するでしょう。
ミドルコスト系のメーカーは、ローコスト系の住宅と比較すると設備が充実していることが多いです。
大手メーカーの坪単価よりも若干リーズナブルなので、満足度が高い住宅をお買い得な価格で建てられる点が、ミドルコスト系の最大の魅力です。
デメリットは、ローコスト系と同様に、カスタマイズ性がそれほど充実していないという点があげられます。
完全フリースタイルで住宅を建てたい人にとっては、ミドルコストでも十分な満足度を得られないかもしれません。
ハイコスト系ハウスメーカーの坪単価
ハイコスト系は、大手ハウスメーカーが多く、坪単価は70万円以上が目安です。
メーカーごとに複数の商品をラインナップしており、それぞれ坪単価は異なります。
しかし、ハイコスト系ハウスメーカーの中でも定番商品や主力商品となっている商品の多くは、坪単価は70万円~80万円程度に抑えられていることが多く、オプションを装備することで坪単価が高くなる仕組みとなっています。
ちなみに、ハイコスト系のハウスメーカーの中でも全国展開しているメーカーだと、ヘーベルハウスや住友林業あたりが該当します。